固定費型企業と変動費型企業の違いについて(投資初心者向け)

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こんにちは、imoekatです。

本日は、また投資初心者向け企業分析の基本確認です。

この記事のテーマは「固定費型企業と変動費型企業の利益の出方について」

 

固定費と変動費

まず、固定費と変動費についておさらい。

 

●「固定費」とは、ざっくり言うと売上に関係なく固定でかかってくる費用のことです。

つまり、売上があろうがなかろうが問答無用で出て行くお金。

固定費については、個人の家計分析においても非常に重要で、「固定費」の高い家計では、貯蓄が出来ないことになりがち。

 

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家計の固定費削減

 

 

 

●変動費とは、売上に伴ってかかってくる費用のことです。

一番わかりやすいのは、原材料費ですね。一つのモノが売れた時にかかってくるモノの調達費や加工費です。

変動費は、売上に比例して増えてきます。

家計で言えば、食費とか遊興費でしょうか。家計においては、自分である程度コントロールできる部分で、日々の節約が大きな効果を発揮します

 

固定費型は売上に敏感

固定費型企業には、工場を持っているメーカーのように固定費が大きい企業群があります

このような企業は、固定費がある程度大きな比率を占めるので、損益分岐点(利益が出始める基準点)が比較的高めになります。

グラフで表すのこんな感じ

緑の線が費用で青の線が売上を表しています。

注目して欲しいのは、緑の線の左端。中途半端なところからスタートしていますよね?

ここのスタート地点が「固定費」です。

つまり、固定費が過大な企業の場合、一定の売上を上げるまではしばらくマイナスになるということになります。

損益分岐点とは、緑と青の線の交差する点ですが、そこまで来てやっと利益が出始めます。

固定費型の企業は、この損益分岐点を超えると大きく利益が伸び始めます。

グラフを見て分かる通り右に行けば行くほど、緑と青の線の剥離が大きくなっていますよね?

「固定費型企業は良くも悪くも売上の変動を大きく受けやすいという特徴を持っています。そして、一定の売上を上げるまでは赤字が続くということです」

先日の「借入と自己資本比率について」の記事で例に出した財務レバレッジをかけた企業の場合は、金利分が固定費になり売上と費用の関係が上記のグラフの形に近くなるので、売上の減少に対して敏感に反応するようになります。(当然、前回の記事の例はレバレッジをかけた分、売上の変動が大きくなっている影響もデカイです)

 

変動費型は利益は出やすい

変動費型は、卸の会社とかが典型的でしょうか

このタイプの企業は利益はすぐ出ます

グラフを見てみましょう

ご覧の通り、小さな売上から利益が出ます。ぶっちゃけ損益分岐点はゼロです

ただし、変動費型は、利益が伸びにくいという特徴があります。

要は、売上に対する変動費の比率が大きいことが原因ですね。卸売業のようなビジネスをイメージすると分かりやすいかもしれませんが、変動費型企業は、言い方は悪いですが基本的に他人のふんどしで相撲を取るタイプが多いのです。

自分のところで付加価値を生み出しているわけではなく、流通を支配する系が多い。そうなると必然的に仕入れコストは高めになります。

先ほどの固定費型企業の代表はメーカーになりますが、このタイプの企業は初期投資は大きく、損益分岐点を超えるまでは赤字になりますが、付加価値を自前で付けているので、利益率が高いのです。

まとめるとこんな感じ

 

 
競争者が現れた時は、利益幅が大きい分ある程度の値引き戦略が取れます。更に、自前で付加価値をつけているので新たな商品での対抗も可能でしょう
利益の出し方は、損益分岐点は最低限超えなきゃいけないですし、その後も売れれば売れるほど利益率も高まる構造になっているので、顧客を増やし続けることが最も効果的です。

 

変動費型は、ローリスク・ローリターンです。

利益の出し方は、元々の利益の幅が狭いのでコスト削減が最も効果的でしょう。小さな売上でもコストを削れば削った分利益になるのが変動費型です。

競争者が現れた時は、正直厳しい戦いになると思われます。利益幅が小さく自前で付加価値をつけているわけではないので、値引きもそんなに出来ません。そもそも値引きをしても顧客数の大幅な増加が見込めず利益率を削るだけになりがち。別の対策としては、扱い商品を変える戦略もありえます。

 

独立する場合

もし、あなたが私のように独立を考えているのであれば。変動費型がおすすめ

大きな初期投資が必要な飲食やメーカー系は難しいですし、失敗した時のダメージが大きいのでよっぽど自信と戦略がなければ手を出すべからず。

それでなくても現代は、初期コスト少なく事業は始められますし、極端なこと言えば大きなコストは自分の人件費のみというビジネスも可能

初期の顧客が少ない時期でも、小さいながら確実に利益は上げられますし、心理的にも安定します。

 

そして、やりようによっては変動費型ながら利益率を高くできる可能性もあるのが現代の事業です。(個人事業の方がやりやすいと思いますが、大手企業でも可能。財務の中身は見れないけど「星のリゾート」なんかも固定費と変動費を分けた経営で損益分岐点が低い+クロスセルで利益を高めているように見える)

特に個人事業においては、付加価値の部分は「その人個人」に収斂するので組織にするつもりさえなければ、全然利益は取れると思いますね。

 

以上、固定費型企業と変動費型企業の利益の出し方の違いとそれぞれの特徴についてでした。

この視点を知っているだけで

「投資先企業がどのように利益を稼ぐタイプなのか?」

「どこが変化したらやばいのか?」

「経営陣はどういう戦略を今後とっていくつもりなのか?」

「そして、それはどういう意図の下採られたのか?」

が推測できるようになると思います。

 

ではでは、企業理解の参考になれば幸いです。

 

 

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