![[あぶく銭]お金に色をつけずに生き金を使おう](http://assetsjin.com/wp-content/uploads/2016/12/maxresdefault.jpg)
こんばんは、imoekatです。
本日は、資産を築ける人に共通するお金に対する態度についてのお話
Contents
お金に色をつける人達
メンタルアカウンティング(心の会計)という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
行動経済学者リチャード・セイラーが提唱した概念なのですが、簡単に言うと「お金に色をつける」ことです。
例えば、
「毎月の給料は生活費に必要だから大事に使おう」
「ボーナスが出た!パーっと使うか!」「ボーナスが出たし少しくらい贅沢してもいいよね」
「ギャンブルで勝ったから今日は奢るよ!」
「これは子供の教育費として貯めたお金だから手をつけられない」
みたいな区分けのこと。
本来お金に色はついてないのですが、その「獲得方法」や「目的」別に無意識に軽い、重いという意味づけ(色つけ)をしてしまう心理を言います。
多分、大半の人がなんとなく心当たりがあるのではないでしょうか?
収入の獲得法による色付け
一言で言うと人のお金に対する態度は「そのお金をどれだけ苦労して手に入れたか?」で変わります。
人は、苦労して手にした「お金」は大切して、あまり苦労せずに手にした「お金」は雑に扱う傾向がある。
「日々、額に汗して仕事をして手に入れた給与収入」と「たまたま手にしたあぶく銭」のようなイメージですね。
私は今や職業病というか思考パターンが変化してしまったというか、学生時代から投資をしていたせいで「お金を外に出すなら大きくなって返ってくること」に頭が行きます。(広い意味での投資を考えてます。例えば、良い人生経験となるか?勉強となるか?金銭的にプラスになるか?人間関係の円滑化につながるか?支払うお金以上の使用価値があるか?などなど)
「出て行ったらそのまんま」とか「長期的に満足感を得られない単なる消費」とかに大事な「お金」を使おうとは思いません。
しかし、「ボーナスをパッーと使いたい」「ギャンブル(投資)で勝ったお金が入った!今日は美味しいもの食べに行こう!」とかを全く思わないか?というとそれは嘘で、そういったことも一瞬頭をよぎります。
ただ、その後すぐに「それは本当に必要か?」と上記の思考パターンが出てきて思い留まれる。
多分、このお金への色付けは人の欲望に対する免罪符としても機能するのでしょう。
つまり、いつもは抑え込んでいる欲望を開放することを許す理由として「あぶく銭だし使っちゃおう」という色つけなのです。
ただし、この考え方をしている限りお金はなかなか貯まりません。
本来、「お金」にこのような色は付いていないんです。苦労して手に入れようが、道端で拾おうが、どのような手に入れ方でも「お金」は「お金」
もし、資産を築きたければ「お金」は平等に扱うことをお勧めします。
出口で色分けする
上記の通り、人は通常入り口、つまり「取得方法」で色分けしがちです。
まあ当たり前ですね。サンクコストの概念からも投入した労力が大きければ大きいほど「大事」と考えてしまいます。
「塩漬け株」の損切りは人生レベルで必要 | assets人生
サンクコスト
そして、私は幸せな人生のためにはそういう「執着」をできる限り手放しましょうと以前から主張してきました。
なぜなら、「執着」すると不合理なことが多く、場合によっては人生を縛ってしまうからです。
だから、入り口での色分けはしない!
どんな「お金」も同じ、大事に扱いましょう
そして、「お金」は使い方が大事だと思います。
ただただ貯め込むだけじゃ何にもなりませんしね。
そこで、「どうせ使うなら意味のある生き金にしましょうよ」というのが、この記事の趣旨です。
短絡的な欲望からのお金の使い方ではなく、理性的に本当に自分に必要なお金の使い方です。
これは、その人それぞれの価値観にもよると思いますが「そのお金が生きるか?」は一つの基準でしょう
上記で少し触れましたが、私の場合を少し書いておきます
- 「投資として金銭的にプラスか?」
- 「人間関係を良くするか?」
- 「払うお金以上の利用価値があるか?」
- 「長期の精神的満足を得られるか?」
- 「知識、能力が増加するか?」
- 「他では得られない経験になるか?」
こんな感じですかね。
私は、お金を使う時だいたいこんなことを意識してます
具体的な例で言うとこのブログもそう
ブログを始める際、初めに「ドメイン代」「サーバー代」「テーマ代」「導入の手間」などある程度コストをかけました。
目的は、
- やり続ければ金銭的にプラスだろうという目論見
- 自分の知識、能力の強化
- 大量のアウトプットという経験
- 承認欲求(精神的)の満足
初めからこの考えていたので、無料ブログサービスではなく自前でお金をかけてやりました。
お陰様で今のところ「お金」は生きてます。
長期視点が大事
実は、この「生き金」の視点はもっと簡潔に言うと
「長期的に価値が増えるか?」
という視点に収斂します。
短期的な快楽、衝動による消費では、長期的には無意味になりやすいです。
金銭面以外でも色んな面で「長期的、複利で増加する視点」を持つと大きくは間違わないですし、本当の意味の無駄を省けると思います。
この視点を持っていれば金銭的には放っておいても「お金」は増えます
逆に、入り口で色付けして短期的欲望や衝動で消費していては、いつまでたってもお金は貯まりません。
以上、参考になれば幸い