
本日は、最近思ったことをメモがわりに残しておこうかなと思います
「時代は自分の責任は自分で取る流れ!」
これはもうしょうがない。どんなに「嫌だ!」と言おうが拒否権はないのです。
年金、退職金のような賦課方式がもはや成り立たないことも説明しました。
誤解のないように追加で説明すると、年金自体は無くなるとは思いません。
しかし、今後も給付年齢は上がっていくでしょうし給付額は減額していくでしょう。そして、足りない分は他の財源から持ってくることで無理矢理存続させるのです。つまり追加で私たちの税金を投入するが、それだけで老後は安心というレベルの給付は無理になる可能性が高い。
現在でも「年金生活で贅沢はもうできない」とか言う高齢者はいますが、我々若年層では年金のみで”生活”自体が不可能でしょう。(仕事引退後、年金をもらえるまで10年くらいタイムラグが出ることも想定しなきゃいけませんし)
贅沢しなくても貯蓄を取り崩さなきゃいけないので、年金は老後生活のメインではなくサブ資金という位置付けで考えなければいけないと思います。
上記を前提に、これまでの若年人口が老齢人口を大きく超えることが前提のシステムが限界を迎えているのはもはや明らかなんですが、まだ国民は「国が何とかしてくれなきゃいけない」「企業が俺たち老後の面倒をちゃんと見るべきだ」と心の底では思っているようで、自分達で何とかしようという風には考えていない・・
国も「もう限界!」っていうのは認めています。だからこそあまり目立っていませんが確定拠出年金を優遇し国民に「自己責任でよろしく!」というメッセージを送っているのです。
世代間格差もこれ以上広げてはマズイと流石に国も思っているらしく尊属(親、祖父母)から卑属(子供、孫)への贈与(教育、結婚、子育て資金等)の課税上の優遇を始めました。(しかし、これも一般には伝わっていません。その上、親側も贈与に積極的ではないですね)
金融リテラシーの絶望的なまでの低さ・・
「自己責任」を全うするには、知識がなきゃいけません。
先日、友人と話していて「保険」の話になりました。
友人は、「俺の保険は利回りが良い特別な保険なんだ」と言います。
私は、「へーどれくらいの利回りなの?」と聞くと「ドル建てで、満期には30%も増える!」と言いました。
私は、「いつが満期なの?」と聞くと、「60歳かな?」との事
・・・・・・約30年の運用結果が➕30%・・・それは「特別に利回りの良い保険」ではないですよね?
友人には、私が昔から資産運用をしていることを話しているので、自分のこれまでの運用成績は「年利17%〜18%だよ」というと彼はドヤ顔で「俺の方が良いね」と言いました・・・
「いやいやいや、youの保険は30年間での成績でしょう?年利に直すとどれくらいか分かっているか?」と聞くと「??」という顔をします。
簡単に計算をその場ですると年利1%ほど・・・更に、満期前に解約した場合は元本割れになると伝えると、「騙された!!」と怒りだしました。(実際にはすぐにはピンときていないようで、じっくり説明した次第)
(資産運用の四つのポイントも合わせて読んでみて下さい)
この実体験は、なかなか衝撃でしたね。
そして、私の友人が金利のことを特別理解していないわけでないのです。一般的な人の金融リテラシーは事実こんなものなのでしょう。
そりゃよく分からないまま保険に入ったり、投資信託買ったりして損したら「騙された」というでしょうね
証券や保険など金融商品業界は、販売側も問題ですが顧客側も問題でまさにバカがバカを相手に商売し販売側のトップ層だけが笑っている図です。マルチやネットワークビジネスと根っこは同じ印象で、どちらも胡散臭いと思われるは当然といえば当然かもしれません。
こんな基本的な金融知識もないまま「自己責任」の世界に放り出されるのは不安なのは当たり前。NISAも新しく口座を作ってこれから投資を始めようという人が増えないのも道理です。(一部ではNISAは庶民を騙すためのものだという謎の批判すらありますし)
自己責任を取る準備をしよう
冒頭で言ったように、今後は全部自己責任を取る時代です。
国や企業という幻の船に乗っている気がして何もしないままいざその時が訪れては、準備も出来ずそのまま溺れるだけ。
私は、一般庶民が現状に気づき足元を見つめ主体的に自分の人生をプランニングしなきゃただずーーーーーっと何かに不満を言い続けているだけの人になると思います。
自分には責任は無い、国が悪い、会社が悪い、上司が悪い、だから何とかしろ!・・と
ホント、ぐだぐだ何かに文句言っている暇があるなら行動した方がいい。
結局自分が選んで来た道だし全部自分のせいだと理解できれば救いがあります。
まずは本当に金融リテラシーは必須。人生のあらゆる場面で金融知識は役立ちますし
複利の話を聞けば知識も行動も早い方がいいことに気付くでしょう。
そして、投資がギャンブルでは無いことも自分で理解できるはず。そうなれば選択肢は広がるのです。