ロマゴン初黒星・・

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ロマゴンの敗戦に思う

日曜日(3/19)、ロマゴン VS シーサケット戦が行われ、P4P1位のロマゴンが初黒星を喫しました。

うーーん・・正直な感想として「軽量級がつまらなくなったな・・」

以下で、その理由を書いていきます。

 

 

判定結果の是非

率直に言って、今回の判定はミスジャッジだと私は思っています。(殿堂入りレフェリー、ジョー・コルテスさんもこんな意見を言っています。)

シーサケットは勇敢に戦いましたが、戦い方が汚かった。

身体と頭を相手にぶつけるように接近戦を挑むスタイルは確信犯的に「アクシデントが起こっても構わない・・むしろ歓迎だ。」くらいの気持ちが見え隠れします。

元々そういう戦い方の選手ですが、今回のロマゴン戦はかなり意図的に頭からいっているように私には見えました。

そのシーサケットの姿勢が上手く実を結び、今回のロマゴンには不運が重なりました。まず、初回のダウンはバランスを崩したところに頭が当たっているように見えます・・少なくともダメージングブローを食らって吹っ飛んだのではない。

まあ、こういうダウン判定はボクシングではよくあることであり、「不運だった」で済むことが多いものです。初回でしたし、これだけの不運であればロマゴンは乗り越えられたでしょう。

しかし、その後も積極的に頭からシーサケットは突っ込みます。

私が見ていてもかなり頭が当たっているように見えました。その結果、ロマゴンはバッティングにより目の上を深くカットします。(頭がぶつかって切った場合はかなり深い傷になることが多い。)

この時点でレフェリーはバッティングの注意を厳しくするべきでした。

ロマゴンは目の上をカット後、更に追い込まれます。なぜなら、血が止まらなくより傷が広がったり、深くなれば負傷判定になってしまう可能性があるからです。ここまで、初回の不運なダウンがあったのでこの時点で負傷判定になった場合ロマゴンに不利です。ですので、ロマゴンは前に出て多少強引でも積極的に戦わざるを得ない状況に追い込まれました・・

ロマゴンが上記の理由で積極的になったところで、シーサケットはまた頭と身体で前に出ます。シーサケットもパンチは出しますが、ほぼヒットはせず逆にロマゴンが巧みにインサイドから的確に有効打を入れているように私には見えました。事実、シーサケットは一時ダウン寸前までグロッキー状態にまでなっています。

パンチというよりも頭がかなり当たっていたロマゴンは再三嫌そうな顔をし、レフェリーにアピールします。(弱気になった選手が必要以上にアピールすることがありますが、ロマゴンはそういう選手ではありません。明らかに頭から前に出ていたので、あれは酷いな私も思っていましたし)

しかし、レフェリーはなかなかシーサケットに厳しい注意を与えません。その後、再三のバッティングで、再び小さくカットしたロマゴンを見て、やっとレフェリーはシーサケットに減点を宣告します。

この辺りでロマゴンの顔は血まみれです。パッと見ではパンチを打たれてダメージがあるように見えたでしょう。

最後までバッティングは続きましたが、ロマゴンは終始的確にパンチを当てており、「判定的に負けはないな、むしろ2ポイントはロマゴンが勝っている。」と個人的には考えていましたし、恐らくあの試合を見たジャッジやシーサケット陣営以外の誰もがそのように考えていたと思います。(パンチがヒットしていなくても前進しているだけで攻勢に出ていると短絡的に考えたり、血まみれの顔つきを見て「あーダメージはロマゴンの方があるな」とこれまた短絡的に考えるような、よっぽど偏って見なければシーサケット優勢とは思えないと思います。)

しかし、結果はシーサケット。

この時点で納得いきませんがロマゴンの初黒星が決まりました。

 

 

ジャッジに対して

試合結果を伝えるヤフーニュースとかを見ると、「結果は結果、勝った者が強い」とか「階級的にロマゴンには無理だった」とか「これがボクシング、何が起こるかわからない」とかアホな意見が踊っていましたね。

ボクシングの判定において、第一は「有効打」であり、単なるパンチや”攻勢”はその次です。むしろ、相手のパンチを交わして上手く攻撃に繋げるテクニックはその防御テクニック自体が評価されます。

よく、「手数と有効打でどっちがジャッジに取られたか?」という議論がありますが、基本的には有効打です。

極端に手数自体が少なく、カウンター狙い(有効打)の選手に対して手数で長く攻勢を取っていた場合にどちらを取るか?は成り立ちますが、今回のようにロマゴンの手数も多く、有効打においては圧倒的にロマゴンだった場合、「手数か有効打か?」という問いは成り立ちません。完全に有効打を入れていたロマゴンを評価すべきだからです。

ジャッジの判断は尊重すべきですが、明らかな誤審やおかしい判定には異議を唱えることに何の問題もないと思います。

特にフィギアやボクシングなどの採点競技は、その採点根拠をしっかり示すべきだと私は思っています。採点なんて根本的に思いっきり恣意的なものであり、それを「そのまんま受け入れるのが当然。結果は結果」という意識は私には全く理解できない。

最近は、テニスや野球、サッカー、バスケなどもビデオ判定が取り入れられています。人間のやることなのでミスはありますし、それが競技の味ということも分からなくはないですが、どう考えてもオカシイ判定や恣意的だと感じる判定にはチャレンジ制度は必要です。

その判定一つで結果は大きく変わり、その後の競技自体、選手の運命も左右するのです。

今回のロマゴン敗戦はそれくらい大きな意味のあるミスジャッジだったと思います。

 

 

ロマゴン敗戦の意味

一応断っておきますが、私はロマゴンの熱狂的ファンというわけではありません。

好きな選手ではありますし、ボクサーとして非常に評価していますが、ボクシングの内容やキャラクターが面白いか?というと私の好みではありません。

私はハメドとかパッキャオが好き。一方でリゴンドーやマルケスなどの超絶技巧派も好きであり、ロマゴンはどちらかというと後者寄りかなーくらい。それでも超絶技巧か?というとそこまでは・・・みたいな印象なのがロマゴンです。

しかしながら。ロマゴンは特別な選手です。

それは、軽量級でラスベガスでメイン試合が組めるというだけでわかります。

基本的に世界のボクシングは中量級以上がメインであり、軽量級はそれよりも格が落ちる印象になります。昔、私も好きなリカルド・ロペスという軽量級の化け物がいましたが、彼でさえアメリカのリングでは前座扱いだったはず・・

要は、軽量級で客が呼べて知名度もあるという選手はほとんどいないのです。

ロマゴンは、ここ最近P4P(全階級通じて体重差がなければ最強は誰か?というランキング)で1位の選手でした。

これも軽量級の選手が1位というのは快挙です。

つまり、ロマゴンは、軽量級でもアメリカで客が呼べて、選手達にもファンにもプロモーターにも「強い」と認められているということになります。

こんな選手これまで存在しません。

だからこそ、井上尚弥選手がロマゴンと戦うことに意味がありました。

戦うだけで価値がある、そしてもし倒せば一気にアメリカでも知名度が取れ、プロモーターにもアピールでき、世界的スターへの足がかりになる存在だったのです。

 

 

落ちた商品価値

この不本意な敗戦で、ロマゴンの商品価値は落ちてしまいました。

しかも、ロマゴンを倒したのがニュースター誕生を予感させるような実力とセンス、若さを兼ね備えた選手であれば喜ばしい世代交代であり、ボクシング界としてもより盛り上がる可能性がありましたが、シーサケットはそんな選手ではありません。

戦い方を研究されてセンスとスピードのある選手には速攻で攻略されそうな選手です。戦い方も上記の通りブサイクで次世代のスター候補とはとても言えません・・・

今後の軽量級は混沌としてきました。負ける前のロマゴンほど戦う価値のある選手はいません。「最強」の証明が出来る相手がいなくなったのです。

今後「最強」を証明するためには、根こそぎ戦って勝つ必要がある。

井上尚弥選手を含む有力選手に限って言えば、「世界的スター」になれる優先切符を逃したといえるでしょう。

今回の結果はどこを取っても良い方向には考えられない。ただただ残念な結果ということです。

そして、その根本にはミスジャッジがあったと私は思います。

 

 

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ロマゴンの今後

どうするんでしょうねー

ロマゴンはスーパーフライではちょっとキツイというのは事実だと思います。

前回のクアドラス戦でも大苦戦しましたし(ロマゴンを負けとするならこのクアドラス戦でしょう。私はこの一戦はクアドラスが勝ったと思いました。)

下の階級にいた時のようにパンチで大きなダメージを与えることが出来なくなっています。

相変わらず、エンドレスで流れるような連打と堅いディフェンス、試合中の修正力は一級品ですが、スーパーフライ級では相手を倒しきるパンチ力に欠けています。

今回のシーサケットもロマゴンからかなり有効打をくらい一時的にはダウン寸前まで行きましたが、結局倒しきれていません。その後のラウンドでは回復もされています。(今回の試合も下の階級であればロマゴンは中盤倒しきっているでしょう。)

今後もスーパーフライでやるのであれば、これまでの戦い方を考え直さないと難しくなると思います。

下の階級に戻すのならまたパンチを効かせられるようになるかもしれませんが、ボクサーは一度上の階級で戦った後、下に戻した時は大きく劣化することがあります。(ロイジョーンズjrとか・・)

今後のロマゴンは、残るも地獄、戻るも地獄と難しい判断になることでしょう。

逆を言えば、ロマゴンを完璧に叩くなら今ということになります。しかし、ここまで書いてきたようにそこまでの価値がロマゴンに今あるか?というと今回の敗戦で疑問ですが・・

以上、とにかく「つまらなくなったなー」の一言が今回の試合後私から出た第一声でした。

 

 

 

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