〔織田信長433年目の真実〕投資でも戦国でも超大事な思考法[資産運用]
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こんばんは、imoekatです。

本日は、「織田信長433年目の真実」という明智光秀の子孫が書いた本のレビュー

そして、本の内容から読み取れる投資や資産運用に通じるエッセンスについて書いてみたいと思います。

 

Contents

愚者は盛事に闇く、賢者は未萌に見る

この本は、信長の思想、価値観を紐解き「本能寺の変」の真相に迫るという内容です。

現在、世の中に知られている「本能寺の変」「織田信長像」は実は豊臣秀吉の意図通りであり真実ではない可能性があります。というのがこの本のスタート

読み進めていくと私達の常識になっている歴史はことごとく覆されます。

それも合理的で説得力のある推論で・・歴史好きな人、信長好きな人には特におススメの本ですね。

 

 

この本の著者は非常に合理的で事実を1つずつ確認していく態度には誠実な印象を持ちます。

具体的には、歴史の謎について現代的感覚や乏しい証拠を言い訳に「こういうもんだ!」と決め付けず

常に「謎ではなく合理的な説明が付かないか?」と丹念に資料と推論を重ねていきます。

その結果浮かび上がる「真実の信長」そして、信長の最期である「本能寺の変の真相」は非常に説得力のあるものです。

「当時の戦国大名の常識」

「ミス=一族の滅亡という異常なプレッシャー」

「全て計算づくで動く戦略脳」

「当時の戦国大名の教養の高さ」

「知識の出所」

などなどを考え合わせると、私もこの本の結論が真の歴史なのではないかと思えます。

 

信長の先見性

この本で何度も驚かされるのは信長の先見性です。

この本を読むまでも無く、大方の予想通り信長は当時の戦国大名の中でも一段上の世界を見ていたようです。

この先見性を中国の兵法書である「戦国策」では

愚者は盛事に闇く、賢者は未萌に見る」と表現しています。

意味は、「愚者は既に形がはっきり現れていることすら気が付かず、賢者はまだ全く徴候の現れていないことに気が付く」ということ

信長は正にまだ誰にも見えていない段階から事物を予見し常に先手を打っていました。

これが、信長が弱肉強食の戦国時代で天下取りまであと一歩の勢力までになった原動力です。

 

資産運用や投資において

資産運用や投資においても「未萌に見る」ことは非常に大事です。

投資で最高の結果を得る極意は

まだ誰にも評価されていない時点から、その企業の将来性や事業の強さに気が付き激安の価格で買い付けることです

まさに「未萌に見る」ですね!

一方、資産運用、投資において一番損をする人は

既に業績が明らかになり、皆が騒ぎ出し価格が高騰した後に買う人です

まさに、「愚者は盛事に闇く」ですね

 

投資をする際は、この「愚者は盛事に闇く、賢者は未萌に見る」を胸に刻むといいです。

貴方が目をつけている企業は

もう既に他人の目にもはっきり分かる形をしているか?

もしくは

他人にはまだ見えていなく自分だけがその重要な事実に気が付いているか?

を常に問いかけるのです。

よく言いますよね?

雑誌やテレビで取り上げられ、明らかに”ブーム”になっている場合貴方は乗り遅れています。

投資の世界では、主婦が手を出し始めたら暴落は近いとも言いますし・・

 

理想の投資は地味で誰にも見向きされないようなモノ、又は、暴落で誰も買わないような時期にリスクを取り動いた者にもたらされます。

 

まとめ

厳しい戦国時代を勝ち抜いた信長の知見、価値観は現代の投資や企業の戦略にも通じるとこがあります。

少し前には、「孫子の兵法」もよく企業経営者に読まれているとブームになっていましたし

今も昔も「生存を賭けたゲーム」という意味では同じ人間がやっているので共通点が多いのは当然ですね

このように投資や資産運用とは一見関係が無いような本からも貴重な知見が得られるので読書は楽しい!

 

本の内容もとても興味深く歴史好き以外の方にもおススメですよ!

ちなみにこちらもおススメ!

 

 

著者の前作で、内容は結構被ってますが本能寺の変の周辺武将「明智光秀」「織田信長」「徳川家康」「羽柴秀吉」それぞれに詳しいのはこちら

秀吉の裏工作(歴史は勝者が作る)、家康の思惑、信長の一世一代の計略、追い詰められた光秀の決断・・などなど非常に興味深いこと請け合い

それでは、また!

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