元祖バリュー投資の限界とウォーレン・バフェットのバリュー投資
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こんばんは、imoekatです。

今日は、元祖バリュー投資では何年も株価が上がらない可能性があるという話しをします。

当然、株式投資をするからには皆利益を上げたいと考えていると思います。

その為には貴方の買った企業の株価が上がらないといけません。当たり前ですね 笑

 

Contents

株価が上がる理由は大きく分けて二つ

「利益」と「思惑」です。

それぞれ特徴があり、「利益」は長期的な株価に主に影響し「思惑」は短期的な株価に影響します。

ですので、貴方の買った企業の株価が上がる為には

その企業の「利益」が成長した時か、何かグッドニュースが流れてその企業にとって良い影響があるんじゃないか?という「思惑」が出てきた時です。(これの裏技が所謂インサイダーってやつです)

 

短期トレードについて

それ以外の株価の波はノイズであり、不規則な揺れを示します。この揺れを細かく売買して利ざやを稼ぐのが短期トレードです。

お分かりのように長期投資とは根本的な視点の違いがありますね。長期では利益に注目し当然その企業にも注目します。

しかし、短期トレーダー達は企業や利益なんて興味ありません。単純にチャートの”揺れ”に注目しています。

その揺れを捕らえる為にテクニカル指標というモノがあり、ある程度経験則による予測も立てられると言われていますが私は懐疑的です。

テクニカル指標は私の理解では、所詮結果論であり統計上有利な可能性があるというレベルの話です。

資金が大量にあり沢山の銘柄に分散しレバレッジは効かせず地道に統計上の優位性が出るくらいの数トライ&エラーを繰り返す

くらいのことを機械的に出来るのであれば意味があるのかも知れませんが・・

また、ヘッジファンドの様に売りと買い両方から入りリスクをヘッジする方法も沢山ありますが、それこそプロの領域で素人が下手に手を出すと大火傷じゃすみません。

 

まーこの領域で結果を出している人もいますし、私とは違う資質を持っているのでしょう。

前にも少し触れましたが短期のシステムトレードは「研究者タイプ」の人が条件に当てはまると私は考えています。ただ一般人向けの手法ではないと思いますね

元祖バリュー投資銘柄について

さて、話しを戻します。

株価の上がる条件についてです。

ベンジャミン・グレアムの元祖バリュー投資では、その企業の成長は考慮しません。

単純に現在の企業の内在価値に注目し、その企業の株を安全域を考慮した割安な値段で購入するというものです。

極論でいうと低PBR株が元祖バリュー投資家のターゲットでした。

しかし、現在PBR1を切るような株はあまりおススメしません。PERでも5倍とか付けている株はおススメしませんね。

どちらも元祖バリュー投資では、間違いなく買いの銘柄でしょう。以前であれば市場で見直されその割安度が消えるまでリスクなく保有できます。

では、現在そんな株を何故おススメしないのか?

理由は、そのような株は何かしら問題を抱えており将来の利益成長が見込めない可能性があるからです。

つまり、安いからには理由がある場合が多いのです。

そして、冒頭の話ですが株価が上がる為の燃料である「利益」の成長がないなら長期では上がりません。

また、既に市場から見捨てられているような価格が付いた株に良い「思惑」が出る可能性も少ないです。

はっきり言ってしまえば「つまらない企業」ですね。株価を上げる為にはカタリスト(株価上昇の理由、触媒)がどうしても必要になります。

ですので、「割安だ!」と喜んで買ったバリュー投資家ですが、何年も株価は低迷し数年後しびれを切らし僅かな利益で売却ということになりかねません。

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企業の将来価値に対してのバリュー

かのウォーレン・バフェット以来、今のバリュー投資家は恐らく企業の成長も考慮したハイブリッドな基準(企業の将来価値に対して割安)という投資をしていると思います。

ご存知の通り、私も基本はこの基準を採用しています。(自分なりに個人投資家用に最適化しておりますが)

今は、バリューの意味が広がりました。昔のグロース投資の意味もかなり混ざっています。

一番確実な株価上昇の理由は1も2もなく「利益成長」なので、投資をする時は必ず意識するようにして下さい。

そして、翌年最低でも10%以上の利益成長が見込める企業の方が比較的短期で株価の上昇も見込めますよ。

以上、元祖バリュー投資の限界を株価上昇の理由の視点からお話ししました。

参考になれば幸いです。

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