
昨日、カンブリア宮殿で投信の雄「ひふみ投信」の特集をしていました。
今回は軽くその感想をメモしておきます。
藤野さんの哲学には共感
「世の中は投資で成り立っている。」
「投資を嫌うというのは間違っている」
「投資は自立していなきゃできない」
ひふみ投信の藤野さんが喋る言葉にはほぼ同意でした。
実は、ひふみ投信を私が知ったのは2年ほど前。
それまでは、自分で個別株投資をただひたすらしていて、ネットにも疎く今のような情報が入ってきませんでした。
当時、投信なんてクソだと思っていたので投資信託と聞くだけでバカにしていましたし・・(今でもこれは変わりませんが 笑)
そんな時、ひょんなことから「ひふみ投信」を知り、保有銘柄を見た時にとても自分と近い投資基準で買っているなと感じて興味を持ちました。(投資哲学が近かった)
それ以来、少額定期購入しております。(あんまりレポートとか保有銘柄とかは追っていないけど、勉強になる)
それと、「個人がもっと投資に参加すべき」という問題意識は同じなので、そういう意味でも応援しています。
それでも投資人口は増えない
昨日の番組は投資ものを扱った内容としてはまともだったと思います。
しかし、それでも一般人が投資にちゃんと向き合って参加するか?というと「NO」でしょう。
番組冒頭に出てきた主婦も「4年で倍以上になった」「人生変わった」と言っていましたが、それはたまたまであるという認識は恐らくないと思います。
4年で倍とは年率20%近いパフォーマンスです。ひふみ投信がいくら優秀でも毎年安定して20%のパフォーマンスが出ることはありえません。せいぜい5〜8%。(これでも優秀です!普通に投信を人に薦めるのなら私もひふみ投信を定期購入を勧めます。)
あの番組を見て、ひふみ投信の口座開設は増えると思います。それは良いことです。
しかし、健全な投資人口が大きく増えるとは思えません。
番組後のptsで番組内で言及された銘柄が急騰しました。(株式市場は通常、平日の朝9時から11時30分まで(前場)と12時30分から15時まで(後場)ですが、ptsはそれ以外の時間外で取引できるシステムのこと)
そして、それらの銘柄は本日の株式市場でも大きく上がっています。
これを見て私はなんとも言えない気持ちになりました。脊髄反射で「凄い人が買っている銘柄!」というだけで買いに向かう人がいるのです。何にも頭使ってない。これが、いわゆる「イナゴ投資家」
通常、安定して利益を上げる投資家は「誰も注目していない時に買い込み、話題になったり大きく株価が上昇した時に売ります。」
しかし、上記のイナゴは、逆のことをします。
「話題になった時に高値で買い込み、下落して誰も見向きもしなくなった時に売ります。」
これでは投資は上手くいかない。イナゴではダメです。
そして、その後「やっぱり株は怖い」とか言い出すのです。
また、ひふみ投信を買う層もいずれ訪れる成績低迷の時期にどう行動するかは見もの。
世の中、右肩上がりを続けるものなんてありません。ひふみ投信もそのうち低迷の時期は来るでしょう。
テレビに登場していた主婦も年率20%なんて夢のようなパフォーマンスだと自覚してはいないはず。
番組を見て何も考えずただ買っている層は、将来「話が違うじゃないか!何やっているんだ!」とクレームを入れる可能性があります。(別に話は違わないんですがね)
藤野さんは、この点も定期的に投資への姿勢というものを講演していて草の根活動をしているようです。
これが大事だと思います。この点も応援したい
上記のような注意点を意識してであれば、「ひふみ投信」はおすすめします。
興味のある方は以下より口座開設からどうぞ。SBI証券では「ひふみプラス」を扱っていますので、開設後毎月定期買いすると良いと思います。
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以上、番組を見た簡単なメモでした。