富裕層の資産配分は90%以上が株や不動産
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現金は危険?

こんばんは、imoekatです。

今日は、富裕層の資産配分についてです。

お金持ちは、例外なく不動産や株を持っています。それも大量に・・

しかし、一般的に株や不動産などリスク資産と言われ(FPの限界)という記事でも書いた通り通常FPは好みません。

実質、心理的に一般庶民の選択肢は貯蓄に限定されています。(株も不動産もよくわからないから怖い、FPも危険と言うし・・)

その選択のほうが危険かもしれないのに・・

 

実際富裕層は、現金にそれほど信頼を置いていません。

これを理解してもらう為には「貨幣」の歴史を簡単に説明しなければいけません。

貨幣の特徴は「手軽なモノとの交換手段」であり「保存が効く」ということです。

余談ですが、貨幣の「保存が効く」という能力によって金融が生まれました。それを延長していくと現代の資本主義に繋がります。

さて、貨幣が「手軽なモノとの交換手段」ということは皆に"交換するに足る価値がある”と思われなければいけません。

つまり、価値の担保が必要です。歴史的にその担保となっていた物は「金」でした。これを金本位制と言います。

しかし、貨幣の流通量が増えるに連れて「金」では限界が見えてきました。その上それぞれの国の貨幣との交換比率も問題になっていきました。

そこで、1971年のニクソンショック以降実質的に金本位制は終わりを迎えます。(けっこう最近まで金本位制だったのです)

では、現在は貨幣の交換能力の担保になっているモノは何か?と言うと主に「国の力」です。

勿論、変動相場制に移行後その相場を決定する要素は沢山ありますが、根本的には国力が大きな影響を与えます。

はい、やっとたどり着きました。笑

つまり、お金とは国の力をバックにした価値の不安定なモノということです。

国になにかあると貨幣も大変なことになる例を挙げます。

最近の例だとジンバブエドルがハイパーインフレになり貨幣が紙くずになりました。理論的にどこの国の通貨も同じ運命をたどる可能性があります。

富裕層はこのことをよく理解しています。なので、通貨分散をするし資産分散もしているのです。

交換価値の強みと利回り

では、上記を踏まえて何故富裕層は資産の90%以上を株や不動産で保有し現金の比率が極端に低いのでしょう?

ここでは、株と不動産の特徴を理解すれば簡単です。

●「株」は企業の分割持分です。企業は利益を挙げてその分配を株主にしますので、経済の発展と共に利回りを生みます。つまり資本主義と相性が良いのです。そして、しっかりした企業を選べば数年でゼロになる可能性もほぼゼロにできます。最後に他の資産との逆相関になることで資産のバランスが良くなります。

●「不動産」の一番の強みは現物がある!ということです。価値の担保として土地があるので、貨幣や株のように価値がゼロになる心配が基本的にありません。金に近い安定感があります。

昔から不動産こそお金持ちの王道と言われる所以です。更に不動産も経済に合わせて利回りを生みます。こちらも他の資産と逆相関になることで資産バランスをよくする効果があります。

 

一方、現金は株と同じく目減り又はゼロになる危険があり(インフレ分目減りの可能性高い)放っておいても利回りは生みません。現金は良くも悪くも動きの少ない資産なのです。経済の発展によって価値が増えるわけでもありません。国力の増加によって多少価値が上がることはあります。しかし、資本主義経済である限りインフレ分目減りしていくことは避けられません。現金は長期的にみると価値が下がっていく可能性が高いのです。

ここまで見て来てお分かりかと思いますが、資産を長期で維持増加してく為には現金で持っていては望めないのです。だから富裕層の資産は現金が少なく株や不動産で資産の大半が占められています。

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一般人が実践するには

では、何故一般庶民は現金主義にならざるを得ないのでしょう?

私も一般庶民なので気持ちは分かります。それで現金主義になってしまう理由を考えてみました。

私のたどり着いた答えは、「安定したキャッシュフローの欠如」でした。

我々は、日々の生活に必要なキャッシュをまず確保することに汲々としており多少の余剰も次の月のキャッシュに回ります。それの繰り返しを延々としており現金で持っておくことが一番安全という気持ちになります。

これは、現金の最大の特徴である「流通性」に過度に依存しています。支払いが発生した時に直ぐに対応できるモノが現金です。

この点、他の資産は現金には敵いません。基本的に他の資産は容易に動かせません。つまり流通性が低いのです。比較的流通がある株でも実際に支払いできるようになるまで数分かかりますし多少の手間と手数料がかかります。現金のようなフットワークはありません。

しかも、株や不動産で持つ場合基本的に売り時は先のことが多いので急な現金化は不利になります。

その点、富裕層は日々の生活に使う為の安定したキャッシュフローが別にあります。ですので、資産の大半を長期で株や不動産に回せるのです。

では、私達一般庶民が資産を株や不動産に回せるようになる為にはどうすれば良いでしょう?

答えは繰り返しになりますが「安定したキャッシュフロー」を得る手段を作ることです。

一般庶民はここに注力しましょう。

普通、この「安定したキャッシュフロー」を得る手段は給与収入です。

でも、給与収入では庶民は安定しません。給与収入を少しずつ資産からの収入に変換していきましょう。不動産は金額が大きいので手軽な方法は株式です。

以上、現金主義から脱却しなければ富裕層にはなれないというお話でした。

 

しかし、理屈は分かるけど生活が苦しくて投資に回す金は無理!て言う人もいるでしょう

次回は、そうは言ってもどうやるの?というお話をしたいと思います。(私の場合)

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