たくさんの成功哲学本を読んでいる成功したい人へ
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どの世界でも同じですが、「成功法則」に人は惹かれます。

成功している人を見て「自分もああいう風になりたい!」と思うことは自然なこと

本屋へ行けば沢山の成功法則、成功哲学本が溢れ、実際それらの売れ行きも良いようです。

特に目を引くのは、「誰でも出来る!」「簡単!」「明日からあなたも億万長者!」みたいな刺激的なタイトルを付けているもので、ついつい手に取りたくなります。

他にも、「なぜ〜な人は〜なのか?」「絶対〜するための〜個の習慣」とか実際に結果に繋がることをイメージしやすいタイトルもよく使われていますね。(マーケティング上売れるタイトルのつけ方なのでしょうが、多すぎて食傷気味)

それほど、世の中には「成功したい!」という人が多いのです。

「成功!」という表現が少し重いなら、多くの人が持つのは「今の閉塞感から解放されたい!」「自分を変化させたい!」という期待でしょうか。

 

Contents

他人の成功は自分の成功と関係ない

さて、ここで残酷な事実を宣告します。

本屋に並ぶ成功法則、成功哲学本を読んで、実際に「成功する」人はどれくらいいるのでしょうか?

答えは、ほぼゼロです。

成功者になったらもう本は必要ないですよね?

しかし、次から次へ成功法則、成功哲学本が出てくる。そして、また売れていく…

そうです、成功していない同じ人が何度も成功法則、成功哲学本を買っているのです。

では、なぜ彼らは成功出来ないのか?

単純に言えば「人間が違うから」という一言で終わりなんですが、それでは少し不親切だと思うので、もうちょっと説明します。

 

限定合理性

知識、経験、性格、能力、etc

当たり前ですが、人間は一人一人大きく違います。

一方で、人間には大枠で共通する感覚、特徴というものもあります。

「人間は、共通するところもあれば違うところもある」

ここが結構大事な点で、世の中には極論を語る輩が多く誤解されているところでもあります。(耳に心地よい極論を語る人間は信用ならないという法則はありますね 笑)

例えば投資の世界でも「人間は合理的であり、全ての情報は瞬時に行き渡るので、市場にギャップは存在しない」という見解もあれば「人間は不合理な存在なので、経済学は机上の空論に過ぎない」という人もいます。

これはどちらも極論であり、現実を説明していないと個人的には考えていて、ハーバート・サイモンの限定合理性という概念がしっくりきます。

つまり、人間は”限定的”に合理的であり、ある条件では経済合理的な存在であるが、そうじゃない時も多々有るという認識になります。

成功法則においてもこれと同じ考えが適用できて、人間大枠に当てはまる成功法則はあるけれど、細かい点で適用できないことも多い。となります。

特に成功法則においては、一定の条件が揃わなければ効果がないことも多く、その条件が「マインド」とも言われます。

実際のところ「マインド」は大事であり、それがなければ細かいテクニックは意味をなしません。

本屋で、成功法則、成功哲学本を毎度手に取る人の多くは、そもそもの「マインド」がなくテクニックで何とかならないか?と考えているので、いつも上手くいかないのです。彼らのことを表層的な知識だけ得て行動しないノウハウコレクターとも呼びますね。

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「成功」は小さな成功体験の積み重ね

そもそも「成功」ってなんでしょう?

一足飛びに「成功」なんて普通はしないので、多分「行動した結果が変わること」だと思います。

テクニックで一気にショートカットして「成功」を手に入れようとする人が上手くいくはずないですよね?

「行動した結果が変わること」は、最終的に「成功」するためにとても重要です。

そして、この「行動した結果が変わる」という経験は自分の中にしか起こりません。これは言い換えれば「小さな成功体験」と言えます。

「マインド」も一気に変わることはなくて、小さな自分なりの成功体験の積み重ねで自分の腑に落ちてくるものだと思っていて、とにかく小さく行動してみることが一番大事。

 

成功はドミノ倒し

「小さな成功体験の積み重ね」

「ポジティブ思考」

「運が良い人」

成功哲学で語られるこれらは全部同じことを言っていると思います。

なんでも良いですが、日々の小さな成功体験を続けているといつも成功している人になります。

そうなると勝手に「運が良く」感じますし、「ポジティブ」になります。

私の例で言えば、始めは「朝起きれた」とか「決めた時間に寝れた」とかから始めました。次には、朝起きて、8時にご飯を食べ終わって仕事を始める。とか当たり前のことから成功と考えて続けています。

そうなると、小さな成功が当たり前になって習慣化してきます。

そうなって初めて結果に変化が出てくる。まずは小さなドミノを倒すのです。

無理矢理「ポジティブ」に考える人は気持ち悪いですし、絶対メンタルが疲弊します。人間は基本ネガティブなものだと私は考えているので、無理して成功者のフリしている人はすぐ分かります。「あー意識高い系の影響を受けて頑張っているんだな」と。そんなポジティブ思考は絶対長続きしないと思いますね。

 

まとめ

現在世の中に氾濫しているお手軽成功本は殆ど読む価値はありません。

他人の成功は別物。ベースが違いますのであなたに効果はありません。

更に言えば、絶対実践できません。

本質は、「自分の成功」のために何でも良いから小さな成功体験を得ることです。まずは目の前の小さなドミノを倒しましょう。

そして、古典的な成功哲学が実感として腑に落ちるとこまできたらそれに沿って行動を続けるとうまくいくでしょう。結局、限定的な成功哲学は不変で、そのベースには一定の条件があります。その条件は、日々自分なりの成功を積み重ねることで満たされるのです。

 

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