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税金の入り口
こんにちは、imoekatです。
今日は、私が読んだ本の紹介第一弾です。
タイトルは 「無税」入門
この本は、サラリーマンでも出来る節税について書かれた本でシンプルなノウハウが著者の体験を元に紹介されています。
この手の節税本は、結構実行のハードルが高く法人化が前提だったりするので私を含めた庶民が実行するには難しいことが多いのですが、この本で紹介されているノウハウ自体はシンプル過ぎて「え、そんなのでいいの?」となります 笑
そもそも自営業の人や既に確定申告を自分でしている人には既知の情報です。しかし、私を含めた庶民サラリーマンは税に触れる機会がないのでこのような基本的なことでも、分かりやすく紹介されると有難いですね。
ですので、誰でも実行可能という部分は評価に値すると思います。
倫理について
この本で紹介されているノウハウを実行する上でネックになるのは、「倫理の問題」と「定期的な事業収入」という点でしょう。
倫理の問題とは、「周りがちゃんと税金払っているのに自分だけ払わないなんてズルしているみたいで嫌!」てことですね。
基本的に公共のモノにフリーライドは許されません。公平、公正に支払い、サービスや還付を受けることが理想です。
しかしながら、この世はこの「公平・公正」という部分が担保されていないと私は考えています。
例えば、NHKを例にすると現在、受信料を正直に払っている人だけがバカを見る構造になっています。NHK職員の高額な給料・無駄使い・制度の矛盾で支払わない人・受信料徴収方法・そもそもの受信料自体の単価・などなど様々な問題があり公平な徴収、公正な使い方になっていません。
そして、国の姿勢も「絞れるとこから絞ってやれ」と「法を知らない人が悪い」が基本です。
この本の中でも述べられていますが、「法を知っている人だけが自己防衛できること、知らない人は国の言いなり」が基本姿勢としてあるのです。
サラリーマンは、通常税金を意識することはありません。これは国が意図的に行っていることでとてもよく出来ている仕組みです。
国のえげつなさを見ていくと少しこの「倫理」について見方が変わると思います。笑
サラリーマンは、通常給与から天引きで税金を引かれており、企業に雇われている人は年末調整も企業が担当してくれるので、普段税金を支払っている意識が希薄になります。
そもそも、自分の税額がいくらか?ということも知らないことが多いです。
ここに国の意図が隠れていますね。国民の大半を占める雇われ人(サラリーマン)に税金の仕組み、支払いを意識させないことを前提に徹底的にシステムを構築しています。しかも、企業側にその負担を転嫁して・・巧妙ですねー
実際、確定申告を自分ですれば医療費、住宅ローンなど還付されることも多いのに、確定申告をしなければ放置されます。国からお得な情報は教えてくれないのです。「法を知らない人が悪い」という姿勢です。
さらに、各種助成金や手当て等、行政サービスも知らなければわざわざ国は教えてくれません。自分で調べ申告した人だけがその恩恵に与れるのです。
このような国の姿勢、知らない人が悪い、損をするという現実を見るに庶民が制度の範囲で自己防衛をすることはアリだと私は考えてます。
勿論、自分の倫理に従ってこんな方法は嫌だ!と考える人もいるでしょう。それはそれで素晴らしいですし私がとやかく言う対象ではないので良いと思います。
実行するしないは置いといて、ただ知識として無駄に支払っている場合もあることを知っておくことは有意義でないでしょうか?
定期的な事業収入
この本に書いてあることを実行するに当たってもう1つのネックは事業収入についてでしょう。
ここは、本の中でも触れられている通り「金額」の問題ではないと考えられるので、定期的にネットオークションで稼いだり、アフィリエイトをしたりとかで十分だと思います。
私の知り合いでバイトしながら「せどり」を本業にしている人も居るくらいなので、それで生活が出来るか?は必要要件ではないと解釈してもよいでしょう。
今ならネットを通じた何かビジネスも比較的簡単に出来る環境なのでそこから自分に合った方法で事業届けを出すこともありです。
手作りした何かをネットで販売や、この本の様に業界的には既知の事実で何を今更的なことも知らない人にとっては貴重なアドバイスになるので、そんな人へ向けたセミナーをしてみるとかもどうでしょう。
要は、人様からお金をもらえることを少し実行するくらいでこの条件はクリアできそうです
以上
お薦め度 ☆☆☆☆
*税の初心者向け
でした。。