MBAバリュエーション 森生明著 (投資初心者必読!)

こんばんは、imoekatです。

本日は、投資初心者必読の書「MBAバリュエーション 森生明」のご紹介。

 

 

この本はもう15年くらい前の本なのですが企業価値の本質が書いてあり今でも全然古くありません。(固定資産が購入時の価格とかは時代を感じますが)

ぶっちゃけこの本を読むべきなのは投資をする人全員です!

その中でも”投資初心者”は株を買う時何を基準に企業を選べばいいか分からないですよね?

その「基準」を「企業価値とは何か?」を教えてくれるのがこの本です。

 

PER、PBR、のその先へ

株価が割安か割高か?を計る時代表的な指標と言えばPERとPBRでしょう。

投資初心者が始めに覚える指標でもあると思います。

「PERが20倍だと高い!」「PER10倍なら割安だ!」「PBRが1を切っているから清算価値より安い!これ以上株価は下がらないだろう」のような使い方をします。

始めの簡単な株価の評価としてはこの2つでも良いと思いますが、その内それだけじゃ上手く評価出来ない時が来ます。

更に深く「企業価値」、「株価」について学ばなければいけない時期が来るのです。

そんな時に基礎から詳しく教えてくれるのがこの「MBAバリュエーション」です。

 

PER、PBRの問題点

実際、PER、PBRはそれ単独では一長一短があり万能の指標ではありません。

特にPBRは、現在の企業評価においてかなり有効性が落ちており、PBR1倍を切るような株は割安なのではなく衰退企業か何か問題を抱えている企業がほとんどです。

PERに関しても、この指標には利益と株価しか考慮されていません。

利益とは帳簿上の数字であり、実際にキャッシュになるのは全てではないのです。

そして、株価もその企業の時価総額を発行済み株式数で割ったものですが、そのままでは資産と負債が考慮されていません

個人の家庭でも貯金があるのと、借金があるのとでは資産価格は違うでしょう?

それらを以下でより詳しい評価基準でやり直します。

利益は厳密にその期間に「稼いだお金」で評価するのがより正確な評価の仕方です。

そこで(営業利益+減価償却)を利益のかわりに用い、株価に関しても(時価総額+純資産ー負債)を用いると EBITDA倍率というより厳密な指標になります *減価償却は実際には出て行かないお金なので足し戻す

ここでは少し分かりづらいと思うので詳しくは本を読んでもらい確認して下さい。

 

まとめると、PER、PBRより一歩踏み込んだより厳密な指標の使い方を知れるということです。

このEBITDA倍率まで知っていて使いこなせるとバリュー投資家の中でも素人から一歩抜きん出た状態になるはず!

 

企業価値評価の基本

さきほどのPBRがあまり約に立たない指標になった理由の1つとして、現在の企業評価において保有資産の価値の比重が下がったことが挙げられます。

昔はシンプルに企業の保有している資産=時価総額となりやすかったのですが、今は「ブランド価値」「のれん代」など無形の価値が企業価値の主要な部分を占めます。(同じ商品でもブランド名が付いているだけで物凄く高くなるイメージです。その上がった値段分がブランド価値です。)

つまり、「清算価値+ブランド価値」が今の企業評価の基準になっているのです。

そして、ブランド価値とは「人員」「企業イメージ」「雰囲気」「品質」「信用」などなど多様な無形の総合価値であり特定が難しい。

このブランド価値は前述の通り無形のモノなので、与えるイメージによってプラスにもマイナスにも振れる危ういものでもあると理解して下さい。(例えば100と言うブランド価値があったとして、そこに+のイメージを与えると+100。しかしマイナスのイメージを与えるとー100となります。両極端に振れるのです)

ですので、ブランド価値部分の多い企業の株価はちょっとしたイメージの変化で大きくブレます。

 

とても大事な基本式 PV=C/(r-g)

今の金利が低いことが株価ボラティリティの激しさの一因になっていることを説明する式です。

この式を簡単に説明すると

PV=現在価値=株価

C=現在のキャッシュフロー

r=割引率

g=キャッシュフローの成長率

となります。

ここも詳しく説明すると長くなるので確認はMBAバリュエーションを読んで欲しいのですが、金利の影響だけご説明します。

ずばり、PV=C/(r-g) この式で金利とはrに当たります!

基本となる利回りを表したのがrで、その代表的な基準は国債の利回り≒金利です

割引率=r=(金利+期待利回り)です。

そして、rとは式の分母になりますから「分母が小さい=金利が低い」とPV=株価が大きくなります。金利が高いとPV=株価は低くなります(成長率は一定とします)

で、具体的な数値を入れると

① r=2.5 g=1  C=150 として 150/(2.5-1)=100

② r=1.5 g=1  C=150 として 150/(1.5-1)=300

となります。

上記の2つの式で違うのはrだけ、それも金利が1%変わっただけです。

しかし、結果は三倍も違います!

これが意味することは、金利が十分低い状態だと少しの金利変動で株価が大きく変化するということ

この本を読んだら、現在の低金利時のボラティリティの高さ、ブランド価値の比重が大きくなった企業価値の危うさがよく理解出来るはず!

 

是非、一歩抜きん出たい投資家。投資初心者でより深く企業価値評価について勉強したい人に「MBAバリュエーション」を読んで欲しいと思います。

中身も基本から優しく解説してくれ、後半はストーリー仕立てで本場MBAの企業買収も体感出来るので、一見難しそうな話しがするする頭に入ってくるのが凄い

一生モノの投資知識が手に入るこの本はコストパフォーマンスが素晴らしいですよ。

私も投資を始めた当初に読み、その後も何度も読み返しとても参考にしています。

以上、ちょっと説明が分かりづらくすみません、参考になれば幸いです。

 

SPONSORED LINK

Voluntary life メルマガ

voluntary life メルマガ

「自律的に生きる」をテーマにしたサークル風メルマガ。 読者参加型で、今の自分の枠組みを超えたい人を対象にしています。お金以外の資産作りに興味がある人は是非!現在、月額250円(4月末に300円へ値上げ予定)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です