
突然ですが、私は多汗症という病気?を持っております。
詳しいことはこちらを参考にしてもらえるといいかも。
簡単に言うと、1日の7割くらい手足に汗を盛大にかいている状態。
別に緊張とかしてなくても覚醒している間はシットリorビショビショ状態であります。
病気?とクエスチョンで書いた理由は、これまでの人生で私自身「これって病気なのか?」という曖昧な意識だから。
医学的、客観的には正しく病気です。
でも、本人的には人よりちょっと汗かく体質だよねーって感じ。
そうです、「病気」というより「体質」という意識。
だから、治療するなんてことを考えたこともありませんし、コンプレックスで絶望に暮れたこともない。世間にはワキガの人がいたり、乾燥肌や、辛いものがダメな人もいる。自分の多汗症もそういう体質の一部という理解でした。(病気といえばそれらも病気ですが)
そういう感じで、本人にはどうしようもないし、こういうものと捉えて生きてきました。先日、この話題になった時にウチの親の前で話したら気づいていなかったらしく、「おいおい・・・」と思った次第。それくらい、私は違和感なく人生を過ごしていたようです。
しかし、後述しますが一時悩んでた時期もあるのです。「どうしたもんかなー」と
Contents
多汗症が子供に遺伝したっぽい
で、最近この体質のことを意識する機会がありました。
それはズバリ、子供に遺伝したっぽいことに気づいたから。子供と手をつないでいるとシットリしてます。
「おう、マジか」
これが最初に思ったこと。我ながらとても馬鹿っぽい。
その後、「頑張れよ」と応援の気持ちが湧いてきました。
困ること
もはや、人生の一部なので意識すらあまりしていなかった多汗症の症状ですが、客観的に聞くと結構大変です。
私の経験で困ったことを少し書いていきましょう。
- 手に汗かきまくるので、袖が濡れて気持ち悪い
- 手に汗をかきまくるので、字を書くときに紙が酷いことになる。
- その他、紙のものは長時間持っていると酷いことになる。
- 指紋認証が通らない
- 気温が低下する(10度前後)と症状マックスになるので中途半端な気温は色々ビショビショで嫌になる
- 冬は中途半端な気温の室内にいると足汗半端ないので、靴下必須。裸足だと冷えてしょうがない。
- 握手とかで相手に悪いという気持ちになる
- キーボードに汗がたまる
- 以前のiPhoneは水に落としてないのに、水濡れ判定を食らった 笑 (なので、防水対応になることはありがたい)
その他にもあった気がするけど、大まかにはこんなところ。
学生の時に大変だったのは、試験の時の答案用紙を濡らさないようにすることですかね。結構これは一時悩みました。
あと、思春期はさすがに色気付いているので手を繋ぐ時とか気になりましたね。「何こいつ緊張している?」と思われるのも心外。
でも、これらのこともそういうモノだと思っていたので、難なく対処していました。親が気づかないくらいですしね 笑
思春期を過ぎてからはより図太くなったのか、普通に手を繋ぎますし異性との付き合いも全く支障ありませんでした。多汗症であることを理由にフラれることなんてないと思っていましたしね。(嫌がる相手ならこっちから願い下げや!とも思っていました)
むしろ、そのまんま受け入れてくれる相手か?という判断材料になっていた気もしますね。
強く生きろ
まあ、こんなことを我が子が経験していくのだろうなというのは少し気の毒な気もしますが、別に生きることに大きな支障はないので個性として受け入れて頑張れよという気持ち。
思春期とか少し気になる時期に経験者であり先輩である私からフォローできればなーとは考えています。
一応、誤解なきように断っておくと多汗症はワキガとは別物です。ニオイは出ません。ただ汗で濡れるだけ。その過程や乾いた後に臭うことは皆無。
多汗症の症状は、ただ空気を読まず汗を大量にかくだけ・・・・正直、このレベルの障害は人生において大したことではないので、是非ポジティブに乗り越えていってほしい。最低限、他人が不快ではないことを気にしておけば良いかなと思います。(私は好みの女性とはガンガン手を繋いでいましたけどね)
全てのコンプレックスを同じように考えろという乱暴なことは言いませんが、必要以上にコンプレックスと考えなければ大抵のことはあまり問題にならない気がしています。コンプレックスは、気にしている本人が一番深刻に考えていることがほとんど。実際には他人はそんなに気にしていないことも、本人が深刻に考えて勝手に卑屈になっていくとドンドン悪循環の深みにはまります。
多汗症に関しても、ネットで調べるとメンタルの影響が大きいという記述もありました。引っ込み思案になるとか、集中できない、学力が落ちる、等々。
冒頭参考サイトによる、症状レベルで言えば、私は多分レベル2くらい。日常生活で無視できるレベルではありません。人によっては他人との交流を避けたりするかもしれないレベル。
「仕方ないじゃんそういうものだもん」と思えるかどうか。
「もし、こうじゃなければもっと良い人生だった」とか思っちゃうとキツイでしょうね。
(しかしながら、ワキガのように周囲への影響度も大きくはっきりした症状はちょっと違うかも。個人的に治療が可能なら早めに治療した方が余計な悩みを抱えなくて良いのかなとも思います。)
(コンプレックス持ちに対するインタビューを敢行した意欲的な本です。一つ一つが濃い内容で、本人にとってはコンプレックスはとても大きなものだということが分かりますし、それをどう受け入れているのか?に関してとても興味深い本です)
周囲に受け入れられているか?
「仕方ない。そういうものだ」
こう思えるかどうか?には、周囲の人の影響は大きいでしょう。
その人をそのまま受け入れてくれる人達が周囲に入れば、その病気や体質も別に大したことないやと思えるはず。
私自身がこうだったと思います。周囲に感謝です。
だから、女性にも「こういう体質や性格ですけど何か?」と積極的に絡めたのかも。
この点から言えば、子供に強さを与えるのは私たち親の対応次第でしょう。そのまんま子供を受け入れるのみ。シンプルな話。
(子供が悩みに悩んで治療したいというならそれはそれで良いかなと思います)
以上、コンプレックスなんて大抵気にしなければ解決します。頑張っていきましょう