格差拡大とベーシックインカムは表裏一体?

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「格差拡大が問題です。」

とよく言われます。それを受けて

「格差拡大を食い止めねば」

「富裕層のモラルが問題だ」

「グローバル化の弊害だ」

と言われております。

これらの言説は基本的に「格差拡大」の問題は何か悪い原因があってそれを取り除けば止まると考えているように見えます。

 

格差拡大は自然現象

私はこう考えてます。

「格差拡大は自然現象に近い」と

現代人の「便利主義」「テクノロジー主義」ともいえる考え方を変えない限り格差拡大は当然の帰結であると思います。

ちょっと詳しく説明しましょう

 

レバレッジ

人類は有史以来「どうレバレッジをかけるか?」を考えてきました。

以前のグローバル化の記事でも書きましたが、基本的に世界は「移動する力、移動させる力」を加速させてきたのです

この「移動する力、移動させる力」を言い換えると「レバレッジ」になります。

いかに少ない力で大きな結果を得るか?

例えば

「たくさんの人を動員して工場を稼働させ製品を作ること」

「情報を瞬時に得ることで正確さと意思決定のスピードを加速させる」

「人の交流を加速させ、取引数を増加させる」

 

 

「移動する力、させる力」を加速することは、自分だけでは出来ないことを助けを借りて(レバレッジ)実現することに繋がります。

インターネットの登場以降、テクノロジーの発達度合いに比例して「移動する力、させる力」の加速力も一気に増しました。

つまり、何をするにも昔よりレバレッジがかかっているということです

 

工場の時代であった前時代は、皆横並びで働いた人達の差は付きづらい時代でした

精々、1日100個作れる人と120個作れる人という個人能力の差でしかなかったと思います。

その人達をまとめる工場長レベルでもそのレバレッジはたかが知れている

やっと社長とか部長レベルの沢山の人の上に立ってマネージメントする人間になって大きな差になったのです。

それが今では一個人が利用できるレバレッジの上限がめちゃくちゃ上がっている。いわんや、企業をや(反語)

 

 

付加価値と代替性

現在、AIやロボットの研究も加速しています。

これからのレバレッジの中心はおそらくこれ

十年も経てば、色々な領域で実用化されているでしょう。

今後、人間の仕事はどんどんAIやロボットに奪われていくとも言われています。

そこで、今予想出来ることは「まず単純作業から代替されていくだろう」ということ

(AIの進歩によっては、より複雑な仕事も代替されるかもしれないけど、それは現状で「どこまで」という線引きが出来ないので割愛)

要は、単純な肉体労働、マニュアル化された繰り返し労働、監視、通報などセンサーに依存しやすい労働など人間であれば誰でもできるようなことですね。

先日Amazon goの記事も出ていましたが、未来は客以外人間がいらないスーパーが現実になっていくでしょう。

 

これらは企業側としてはレバレッジですよね?

高い人件費や労働時間管理を気にしなければならない人間(ミスのリスクもあり生産性に限界がある存在)を電力さえあれば延々と働いてくれる機械(人間よりも正確で生産性のある存在)に代替することは経営としては理に叶っています。

同じコストで生産性は圧倒的に後者の方が良いでしょう。

DeNAの件も同じ。

インターネットで安い労働力(主婦やアルバイター)にコピペのマニュアル通り記事を書かせて大量に投稿する。(手法としてはクソですがね。なんの価値も生まない行動ですし)

これもテクノロジーを利用してレバレッジをかけてコストに対して圧倒的な結果を出しただけです。

今後、加速度的に「特別な知識、技術を必要としない誰でもできること」の労働対価はゼロに近づいていくでしょう。

それをする労働者達が「格差だ!」とか「適正な賃金を!」とか叫んだところで意味はないです。

そもそも「適正な賃金」ってのが労働者側の主観により過ぎていて根拠ゼロですし・・(上記の通り対価はゼロに近づいていく。の方が根拠があります。)

「俺はこんなに頑張った!時間もこんなに働いた!」って言われてもそれに対応する成果が産まれていなければ企業はお金を払いようがありません。

根本的に「時間給」という考え方しか出来ない人間は厳しいと思います。

 

となると、今後は、AIやロボットには代替出来ない価値ある仕事をする人間しか高収入は望めません。

そして、そんな仕事が出来る一握りの人間はアホみたいな高収入になるでしょう。

何故なら、その人にしか出来ない価値を産む仕事にはより大きなレバレッジがかかるからです。

 

このように「格差」は構造的な問題です。

テクノロジーを利用する限りレバレッジは拡大し、収入格差も拡大します。

しかし、その先にユートピアではないかもしれませんがディストピアはあるかもしれません・・

 

ベーシクインカムの可能性

テクノロジーの進歩は格差を拡大させますが、その一方でコストを削減します。

今後テクノロジーがより発達した結果、私たちの生活コストも今より下がるでしょう。

現在でも、ひと昔前では大きなコストがかかったであろうことが安価に実現出来ていますしね

 

一方で、一部の高収入の人間達は莫大な税金を払います。

その税金は、上記の通りコストに対して非常に割の良い収益から産まれます。

その税金をどう分配するか?

格差の下層の膨大な人間達は、最低限度の生活の保障を国家に求めるでしょうが、労働収入では賄えない状況にあります。

そうなると、もしかしたらベーシックインカムの実現があり得るかも

 

  1. 生活コストが下がる
  2. 一部の人間の生産力が上がる

どちらもテクノロジーの発達とそこから生まれるレバレッジのおかげです

その結果、大多数の人が給料としてはお金を貰えませんが、一部の高収入者達が納める税金から給付を受けることになるかもしれない

と私は妄想してます。

 

両極端な人間達

さらに妄想します

ベーシックインカムが実現されると、贅沢は出来ないけど最低限食っていける状態になります。

つまり、生活の為に働かなくてもいい状態の人が大量に発生する。

そんな人間はどうするんでしょうね?

恐らく、「自分の存在」について考えると思います。(古代の哲学者みたいに)

理由は、それまで唯一の存在理由であり強制的に邁進してきた「生きるため、生活の為の労働」から解放され一時的に頭が空っぽになってしまうから

 

その結果、「真に自分を表現する為に行動する人」と「無気力になり絶望する人」の両極端に分かれる気がします。

つまり、「やった何でも自由にできる!」と思う人間か「一部の高収入者を妬み、新たな階級社会をなじる」人間か

 

ベーシックインカムが実現したところで

「より自由になる人」と「より閉じこもる人」は生まれる

やっぱり格差は無くならないのだろうなーという結論です。

 

ちなみに、格差をなくしたいのならテクノロジーを否定し肉体労働中心の社会にすれば手っ取り早いかと

単純にレバレッジを無くすんです。まぁそんなこと絶対しないでしょうけど・・

 

※注記

人口問題は今回あえて無視しました。

今後労働人口が大きく減少するってやつです。まあ、考慮しても大筋は変わらないと思いますがね。

結局単純労働者が必要なのではなく、付加価値を生む人間が国家には必要になりますし

一応、参考までにこの記事参照

 

最後に今日買った物紹介。

 

スマホもノートPCも充電出来るパワフルモバイルバッテリー。

iPhoneなら7回充電出来る大容量で、災害対策にもなりそうな代物

これさえあれば、外出時のバッテリーは気にしなくていいです

自分は特に個人事業主になってからめちゃくちゃ使ってます。

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