
こんばんは、imoekatです
昔から思っていたことなのですが、先日投資セミナーに参加して気になったことがあります。
それは、「長期投資」って言っとけばいいんじゃね?って空気感
正義の言葉「長期投資」
断っておきますが、上記の空気は主催者側が積極的に出している訳ではありません。
しかし
悪の投資=短期投資
正義の投資=長期投資
みたいな単純な図がセミナー参加者の頭の中にある気がします。
私が昔さわかみファンドを買っていた頃もファンド購入者の間でこの空気を感じてました。
「投資のことはよく分からないけど、ギャンブルみたいな投資は嫌だ」と思っている一般人は、
ギャンブルのような投資=短期投資(トレーダー)を悪だと思っていて
ギャンブルではない、企業を応援する投資=長期投資を正義だと思っているフシがあります。
私の疑問は、「ちゃんと投資のことを理解しているのではなく、ただ自分は正義の側にいるという思い込みで投信を買い続けている人も中にはいるんじゃないか?」ということ
中身の理解もなく値下がりしている中「ここで応援するのが長期投資家!」と、のたまう投資初心者がけっこういる印象なんです
いや、素晴らしいんですけどね応援って。さわかみファンドとかのファンドマネージャーが言うのなら分かります。
ちゃんと企業を調べ分析し確固たる投資哲学の下ホールド。将来世の中に無くてはならない企業として応援しているでしょうからそれはOK
でも、投資のことをよく分からない一般人がそれの受け売りで言うのは違和感がハンパない
依存心が強い人は投資に向かない
「正義のファンドマネージャー(教祖)が言っているから正しいのだ」と自分に刷り込み、何かその教祖が発言すると「長期投資の真髄!」とか「勉強させていただきました」とか・・・・コワっ!
ちょっと極端に書いてますが、こんな感じの印象を常々持っていました。
これって依存ですからね。教祖が間違っていたらどうするんでしょう?
断言しますが、投資は依存心の強い人は絶対向きません。そして、世の中の大半の人は投資において依存的です。
メンターは持つべきですが、その対象を教祖様にしてはダメ。
最終的には自分で考え、出来る限り理解した上で投資すべき
投信を買うならどういう投資哲学で運用しているのか?そして、それはちゃんと実行されているのか?くらいは最低調べるべき
ファンドマネージャーの発言も全面的に正しいと思い込まず、その投資哲学、実践にズレが無いか?のチェックとして聞かなきゃダメ
自分自身がちゃんと投資家としての考え方を身に付けて初めて「長期投資」って言葉を使う資格を得れると思います。
私の理解
「長期投資」とは、複利効果を最大限に利用できコストが相対的に少ない投資の仕方。
これが今の私の「長期投資」の理解です。
これ以上でも以下でもありません。正しいとか正しくないとかもありません。
この定義に沿ってさえいれば短期トレードもありです。単純にコストが割高なのと複利効果が薄いから選ばないだけ
コストには人的コストも含みます。つまり「時間」や「手間」ですね。
投資する上で面倒なのは嫌という個人的嗜好が強くありますので
投資する視点は長く取るべきです。例えば20年後の資産が~みたいに。
そこまでの辿りつき方が色々あって。売買を一回しかしない人もいれば千回する人もいるかもしれません。それは千差万別。
単純に効率的に目標まで連れてってくれるのが、「複利効果を最大限に利用できコストが相対的に少ない投資の仕方。」なだけなのです。
よく分からないまま「長期投資、長期投資」と言っていた人は、是非「複利」と「コスト」について考えてみることをおススメします。