
こんばんは、imoekatです。
今日は、ネットワークビジネスから学ぶ「企業理念」の重要さについて
投資に関心がある人ならば「副業」「不労所得」という言葉にも関心があるでしょう。
そんな情報に触れていると、ネットワークビジネスあるいはマルチ(マルチレベルマーケティング、MLM)という言葉を聞いたことがあると思います。
これらは何故胡散臭いのでしょう?
Contents
結論から言うと「搾取されるイメージだから」です。
こう言うとありきたりですが私がこの結論に至った流れは少し違うのでご説明します。
ネットワークビジネスとは
先に確認しておきますが、これら「MLMやネットワークビジネス」と「ねずみ講」は似て非なるものです。
ねずみ講は違法ですしね
ネットワークビジネスは根本的に商品を介します。一方ねずみ講は実体の無いお話し。
ここが違います。実体の無い話しでどんどん権利金の無限連鎖を膨らませるのが詐欺であり「ねずみ講」です。
広告費と人件費の違い
実際、ネットワークビジネスは普通のビジネスと構造は同じです。
違う点は、商品を売る為に普通のビジネスは広告を打ちますが、ネットワークビジネスは口コミ(意図的に)を使います。
つまり、商品を販売する上で「広告費」をかけるのか?「口コミでの人件費」にかけるのか?の違いのみなのです。
本来ネットワークビジネスは詐欺でもなんでもありません。アメリカでは上場もしてる立派な企業として存在しています。
さて、よくネットワーク系でメインになっている商材の化粧品。
普通、企業の化粧品の原価は数%といわれています。では、利益率がメチャクチャ高いのか?と言うとそういうわけでもなく化粧品は金額のほとんどが広告費と言われています。
貴方も大量に流れるテレビCMを見たことあるでしょう?
それに対して、ネットワークビジネスでは大手企業の化粧品よりも原価率をかけて良い商品を作り広告費の代わりに口コミを使っていると説明されます。
まーその説明が本当かどうかは置いといて、実際商品自体は大手と比べて決して粗悪なものとは言えません。
では、一般企業が大量の広告費をかけて化粧品を売っても文句は言いませんが、ネットワークビジネスの口コミで粧品を購入した場合はトラブルになることが多いのはなぜでしょう?
理由を少し考えて見ます
営業マン
言ってみればネットワーカーとは、営業マンです。
貴方に商品をおススメして購入に至ればインセンティブが付く・・これは普通の企業の営業マンと同じですよね?
何故ネットワークビジネスで営業されて購入するのは嫌なのでしょう?
洗脳、宗教っぽい
ネットワーカーは極端な思想を持っていると思われています。(お金教、健康教、スピリチュアルなど)
実際、ネットワークビジネスに参加すると頻繁に集会やセミナー、サークル活動みたいなものへの参加が義務になり、その集団に同化させられます(同化できなかった人は離れていく)
これはある意味洗脳ですしそれくらい教育しなきゃ沢山の口コミマーケティングからの売上は難しいのです。
しかし、これはネットワークビジネスだけでしょうか?
一般企業も朝から大声で社歌や社是を歌い、企業文化を叩き込まれる場合もあります。
ネットワークビジネスとやっていることは似たようなものです。
上の人の養分になりたくない
ネットワークビジネスの一番多いイメージは「養分」でしょう
紹介者の下に付いた場合、自分の売上の%を上納しなければなりません。直接的に自分が頑張って売上上げても、何もしないUP(元の紹介者)に儲けが搾取されるという関係になります。
これは、下に付いた者は面白くありませんね。
しかし、一般企業も似たようなものではないでしょうか?
一営業マンの売上は一度会社に入り、インセンティブとして手元に残ります。利益の多くは会社に残るのです。
これも搾取でしょうか?
度を過ぎれば搾取かもしれませんが、通常そんなことを言う人はいないでしょう。
これも、はっきりとした理由にはならないように思えます。
実は、ここまで見てきたように一般企業とネットワークビジネスではやっていることは似ています。
しかし、世間のイメージは全く違う・・
そこで、理由を私なりに考えました。
拝金主義
それは、恐らく「企業理念が無いから」ではないでしょうか?
いや、厳密には企業理念はあります。
しかしネットワーカーとして活動している人がその企業理念を知らず拝金主義に傾倒しているからではないでしょうか?
ネットワークビジネスは意図的に口コミを発生させる為に紹介者に権利収入を与えます。そして、それは紹介者から下へ下へと繋がっていきます。
この構造が「金」の臭いを撒き散らします。ドンドンDOWNを作れば何もしないでお金が入ってくる!と
その目的に向かって、自分の為に周囲の人を自分のお金を生む道具と考えていきます。
「ネットワークビジネスは人間関係をお金に変える」
この「金の臭い」がネットワークビジネスの良くないイメージの根本と私は考えます。今までの人間関係を壊し、金に換える・・と
一般企業ではお金の前に企業理念があり、それを末端まで浸透させます。
その上で営業活動をするので、あからさまなお金の臭いはしません。
それに対して、ネットワークビジネスでは各グループが各々主にお金の為に活動しており、統一した企業理念の下活動しているわけではありません。
私も何度か誘われましたが、全て似た展開でした。
まず、セミナーに誘われ、その後UPの偉い人に会わないか?と言ってきます。その人は六本木のマンションに住んでいるとか高級外車に乗っているとか時計もすごいとか・・・
とにかく成功者で、「お前もこうなりたくないか?」という射幸心を煽りにきます。(登場するのは大体とても胡散臭い人ですね 笑)
その上で、ビジネスとしてやるならお前も成功する可能性がある本気でやってみないか?(やらないやつはバカだ!感満載で)
以上
こんな流れが典型的。そこに健康とか崇高な企業理念はありませんでした。あるのは金の臭いのみ。
「企業理念の下活動しているか」
ここが、ネットワークビジネスと一般企業の大きな違いだと私は思います。
拝金主義のUP達に煽られ勧誘されると当然「搾取される気」がします。それが表面的にはネットワークビジネスが嫌われる理由でしょう
しかし、その根本には「企業理念の無さ」の上にお金の臭いのコーティングをした薄っぺらい勧誘文句があります。
投資先企業の条件
一般企業でも、企業理念が社員全体に浸透して組織としての強さがある企業は強いです。
ネットワークビジネスの様に各部署がバラバラに自己中心的なことを考えて活動していては全体の成長など望めないでしょう
投資をする上でも社員の士気、会社のコンプライアンス姿勢、社長の情熱、などが業績とは別にとても大事ですよ!
以上、ネットワークビジネスと例にした企業理念の重要性についてでした。