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安易な勧誘にご用心
こんばんは、imoekatです。
今日は、注目のIPO 郵政三兄弟の上場についてです。
久々の大型IPOなので世間でも沢山の情報が流れています。普段、情報不足なので今後の業績判断が難しいことを理由にIPOには興味ない私ですが、今回は流石に耳に入る情報が多いです。
そして、大半は郵政株は”買い”と吹聴する情報が多いですねー「配当が高い」「割安」などなど
私の判断は、やはり成長性に疑問がありますし売り出し価格が特別割安とも思えないので様子見です。
よく企業のことや株のことを知らない素人さんは手を出さないほうが無難と思いますがどうでしょうか
政府は本当にこんな期待をしているのか?
今日、こんな記事を読みました。
「郵政上場、巨大民営化、デフレ脱却の起爆剤ータンス預金を株式市場へ」
政府が本当にこんなことを期待しているなら頭を氷水で一時間くらい冷やして来て欲しい。
庶民の投資マインドの教育をせずにこんな話題性やノリだけの投資を期待するなんてギャンブルを推奨することと同義だと私は思います。
こんなの結果は見えてますよ?
大量の「買い」という情報に踊らされ何となくノリで買う人。
又は、郵政は元国営企業だから安心!というよく分からない安心神話で買う人。
これらの株の素人が手を出し、始めは上がるかもしれませんが短期では必ず下げる局面もあります。更に長期で上がっていくかは判断できません。
そして、元本割れをし損を出した素人さんは「やっぱり株は怖い」と毒情報を流します。結果、投資人口が伸びるわけありません。
単なるギャンブルに上手く勝った人と運悪く損を出した人という二つに別れ、そのどちらも長期で安定した投資家にはならないでしょう。
これでは政府の「貯蓄から投資へ」という目標の真の達成はおぼつきません。
貯蓄から投資へ
このスローガンは私も同意です。
さわかみ投信のさわかみ会長も言い続けているように日本人の保持する預貯金の10%でも株式市場へ回れば経済は一変します。
しかし、この資金がギャンブルのメンタルで投資されるのかきちんとした投資哲学のもと長期で投資されるのかで全然違います。
株式市場へ本当に意味のある資金は当然後者です。
政府も短期のギャンブル資金が回ってくるだけではなく、後者のきちんとした哲学の下投入される資金を本当には求めているはずです。その為には教育が最重要で底辺からの底上げが地味ながら重要でしょう。
教育のおろそかな国
個人的に日本は、教育システムや慣習を根本的に変えないと今後大変なことになると感じています。
本当に研究をしたい人や才能のある人が不自由なく勉強できる体制があるのか?というと色々なところで疑問があります
奨学金もあれは単なる学生ローンで、お金のために教育の機会が奪われたり将来選択肢がなくなったりしています。
教育システムも旧態依然としていて、未だに指示されたことだけを効率よくこなす優秀な工場作業員を作る教育から脱却できていません。もう、そんな人に価値のある世の中じゃないのに・・
話が脱線しましたね 笑
投資でも同じです。基本的なお金の教育もできていない人に株や不動産を始めとする投資は無理です。
まず国がすべきは基本的なお金の教育で、その先に投資があります。
しかしながら、日本は「お金」について話すことは卑しいと考える文化でもあるようなのでここは難しいところですね。
小学生や中学生から金融や投資について学ぶ機会があれば日本も大きく変わると思いますがどうでしょう?
今は、プロの戦場へ無防備な素人がノコノコ出て行きプロと同じルールで戦っているようなものです。
理想はちゃんとした教育を受けて、きちんと訓練をして自分に合った武器を携えて市場に出て行くようにするのです。そうすれば勝つ確率は格段に上がりますし、それはもうギャンブルではありません。
是非、政府にはここまで期待したいですね。
まーすぐには無理でしょう 笑
ですので草の根活動というか自分の声の届く範囲で叫ぶことにも意味があるかなと
では、また