マーケットは過剰に反応する
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こんにちは、imoです。

今日は暴落でしたね。

普段連絡なんて寄越さない弟が慌てて

「めっちゃ急落しているけど、損切りした方が良い?」

とか朝一にLINE送ってくるほどの下げっぷりでした。

私の答えは

「知らんがな。一撃で死なない程度に好きにしな。」

です。

去年から株式投資を始めた弟が何買っているかも知らないし、どういう投資方針でやっているかも知らないので答えようがない。

 

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ほとんどの暴落に明確な理由なんてない

うちの弟のような投資初心者や変に高学歴なインデックス信者は暴落にびっくりして意味を求めたり、答えを探そうとしますが、短期的な暴落に理由なんてありません。

これは、株式投資の歴史を見てもそうだし、自分の投資経験から言ってもそうです。

それっぽい専門家なる者が語る理由は所詮後付け。

 

効率的市場仮説

株式投資においては、勉強している人ほど最終的にインデックスに行き着くパターンが多いです。

で、それを強烈に後押しする理屈が「効率的市場仮説」

この理屈、マクロ的に見れば当てはまることも多いですがミクロ的には全然当てはまらないことも多い理屈です。

特に今回のような短期的な暴落はとても効率的とは言えない(効率的市場仮説もグラデーションになっているは知っています。ここでは、一番ストロングスタイルの立場を非難している。また、”効率的”とはすべての情報は一瞬で周知され株価に反映されるので価値と価格のギャップは起こらないという意味)

今回の日本株の暴落も、きっかけは昨夜のダウ暴落で世間ではすでに金利やら何やらと理屈が付けられていますが、正直納得出来る理由は皆無です。

”なぜ”、”今日”、”ここまでの下げ幅”にならなければいけなかったのか?ということの合理的な説明は不可能。

うちの弟が聞いてきた「損切りすべきか?」という質問も、ちゃんとした暴落理由があって今後もそれが継続するなら売るべきですね。となりますが、今回の暴落理由が分からない中では何とも答えようがない。

歴史的に見れば、過度な暴落後はある程度リバウンドすることも多く、暴落幅が大きければ大きいほどリバウンドも大きい傾向にあります。つまり、暴落で恐怖にかられて売ることは、底で損失確定するだけで、その後の戻りに乗れないことになる。

一方で、「落ちるナイフ」と言われるように暴落はまだまだ始まりに過ぎなく今後も下がり続ける可能性もありえます。

結局、未来はわからん!のですよ。

そして、わずか1日で会社の価値が10%以上も変わることはありえません。

あなたの会社は昨日と今日で何か変わりましたか?

これまでの価格が正しかったのか?それとも、今の価格が正しいのか?

どちらにせよ、とても市場が常に効率的とは言えないことは明白です。

 

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価値と価格の乖離が投資利益の根源

我々投資家は、何に投資利益を求めるか?というと大きく二つあって

  1. 現在の価値と価格の差
  2. 将来価値の上昇(プラスサム)

の二つです。

広義の意味では、どちらも「価値と価格の差」であって、概ね投資利益はここに求められます。

1は、今現在付いてる価格と現在の実態価値に差がある場合に投資利益を得られて、2は、現在付いている価格に対して将来価値が上がることに投資利益が求められる。ストロングスタイルの効率的市場仮説では、この差は起こりえないと言われます。(実際は頻繁に起こる)

 

マーケットはヒステリックで双方向=過剰反応する

最後にマーケットの特性を確認しておきましょう。

マーケットはヒステリックです。多くの場合感情で動きます。

そして、マーケットは市場参加者と双方向的です。

つまり、参加者の行動がマーケットに影響を与え、それがまた参加者の行動に影響を与える。

このループはどんどん強化されていきます。

ジョージ・ソロスの唱える再帰性というのもこんな感じのことを説明していますね。人間は限定的に合理的であり、感情を持ちますのでマーケットの動きもこれを前提に考えるべき。(ちなみにこの方向性で洞察を深めると短期トレードは上手くいくように思います。ソロスパイセンはこの分野の大家)

これだけ見ても常に市場が効率的なんてとても考えられないと思うのですが、まあいいでしょう。

 

以上、暴落についての確認でした。

ちなみに、今日自分史上最大の下げ(金額ベース)を食らった私は放置を決め込んでいます。

このブログでいつも書いているように私のスタイルはいつだってストロング放置

今日は酔っ払ってふて寝しましょう笑

それでは、また

 

 

 

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