プロスペクト理論とリーマンショックおじさんの遺言(株式投資成績報告2020/8/15)
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こんにちは、imoです。

今回は今週の投資成績について

早速いきましょう

 

2020/8/15
取得単価現在単価収益・損失比率
あいHD 307618571494-20%1494
メック 49718301916131%4024
IRJHD 6035599125201990%1252
ビジョナリーHD 92637632-58%96
JFESI 48322352371058%371
GIGA    3830950147055%2940
ウェーブロック   79407907971%2790
シスロケ 24801155139421%2230
ブロードリーフ 3673554531-4%1593
ポールHD 36578569319%1862
ULSGR 37982850320512%1923
名南M &A 7076644065001%2600
パルマ  34611062794-25%318
キャッシュ6390
29882

 

 

去年末はこちら

 

2019/12/31
取得単価現在単価収益・損失比率
あいHD 3076185719626%1962
メック 4971830153285%3217
高橋カーテン 1994800791-1%475
IRJHD 60355995010736%6012
ビジョナリーHD 92637650-34%150
JFESI 48322352388565%389
GIGA    38309502651179%5302
ウェーブロック   79407908437%2951
ミロク情報 99289503335251%667
ブロードリーフ 367355466119%1983
リネットJ 355670077611%388
キャッシュ214
23709

 

この結果、今年の投資成績は

 

2020年成績26%

 

 

ボチボチですね。

今年は、投資成績の平均としてはどれくらいなんだろう?全然わからない。

指数はまだマイナスですけどね

 

 

プロスペクト理論とリーマンショックおじさんの遺言

 

 

さてさて、今回は長年投資を実践しそれなりに資産も増やしたけど大きな暴落をくらったおじさんの生態について少し語ろうかなと思います。

なお、この記事で出てくる「おじさん」は私ではありませんので悪しからず。

それと、「遺言」としていますがリーマンショックおじさんなる者が今回のコロナでドロップアウトしてしまったという事例を私が直接知っているわけではありません。

 

はい、では始めましょう。

あなたは投資を長年続けてそれなりの資産を築いたおじさんは今どういうことを考えていると思いますか?

このままでは大分ボンヤリした問いだと思うので、もう少し具体的に数字を出しましょうか。

 

 

ここに50歳の馬龍投資家がいます。

彼は投資歴20年以上、資産は1億円を超えており、いわゆる世間でいうオクリビトってやつです。

これまでの投資経験でライブドアショックやリーマンショックなど大きめの暴落を何度か食らいながらも生き延びてきた猛者でもあります。

そんな彼が今年のコロナ騒ぎで一時40%のドローダウンを喰らいました。

さて、この馬龍投資家は今どんなことを考えているでしょうか?

 

 

 

・・・・3月の底から今彼のポジションはどの様な状態か?は言及しません。

そこは今回の問いではあまり重要ではないのです。重要なことは50歳という人生の後半に差し掛かる年齢の今、これまで苦労しながら長年積み重ねてきた資産を1ヶ月そこそこでほぼ半減させたという事実にあります。

 

あなたならどう考えるでしょう?

是非想像力を羽ばたかせてこの馬龍投資家が自分であると考えてみて下さい。

 

勿論、人によるとは思いますが8割くらいの人は多分・・・今後投資のポジションを落とす可能性が高いと思います。

つまり、人生の守りに入る可能性が高いのではないか?

一億、もしくは数千万円はまだ手元にあるし、それは世間から見れば十分大金です。これを更にリスクに晒して倍にするのとまた半減させることを天秤にかけた場合、恐れるのは普通後者になるでしょう。

 

 

良くも悪くも経験があなたを縛る

 

これは人間の特性、本能と言っても良いと思いますが私達人間は経験に縛られます。

良い経験、悪い経験、どちらにせよその経験から何かを学びその後の行動や判断の参考にするのが私達人間です。

 

今回の、馬龍投資家は多分以下の様な経験を積んできたことでしょう。

 

  • 投資初期、色々な投資手法を試してみる
  • 資金を半分にするorゼロに近いところまでいった経験がある
  • 資金がまだ少ないうちに大きな暴落をくらったことがある
  • そこからまた投資の経験を積み、成功体験から自分なりの投資手法にたどり着く
  • 年間15%程度の値動きは当たり前と考えるが、長い目でみて株は増えるものであると確信する
  • だんだん資産が大きくなり日々の値動きが年収くらいになってくる
  • 年間で変動する金額が年収の何倍にもなってくる
  • 思考的にも資産的にも投資を始めた時ほどのフットワークの軽さを失っていることに気づく
  • そこに予想外のコロナショックで、減った金額はもはや働いて貯蓄で何とかなる金額を大幅に超えている。

 

大体こんな感じ。

普通、投資家は資産が大きくなってくるほど保守的になります。どうしたってフットワークが重くなる。

ガンガン増やすよりも減らさないことを重視する資産規模の閾値が人それぞれあると思われます。

そして、色々学び、吸収して投資家として成長するのは主に投資初期であり、その時であればスタイルチェンジや別の投資の考え方を柔軟に受け入れる余地はあるが、人間ある程度の経験を積み自分なりのやり方で上手く行くようになると途端に成長は緩やかになってしまう。

ここで完全に成長が止まったり、逆に後退しだすと他人へ口出すだけの老害化してしまうことでしょう。

 

これ、投資家として難しいのは、柔軟さや成長性がある時期は主に投資初期であり資産規模も小さく損したところですぐに取り戻せるけど、それなりの経験値が積み重なり思考が硬直化し大きな変化に弱くなってくる投資後期にもはや労働収入では賄えないレベルの損失を食いやすいと言うところです。

人生という旅路で背負うものが増えるのも投資後期ですね。

 

投資ではフットワークの軽さ、柔軟性というものはかなり重要な要素でありこれを維持できていれば一時大きな損を食らっても復活の目があるでしょう。

しかし、思考が硬直化しフットワークが重くなった人の場合、大損した時プロスペク理論が大きく顔を覗かせ、その後は腰が引ける様になると思われます。

腰が引けてしまってはもう損を取り戻す事は困難になる。

 

「良い経験=成功体験」も「悪い経験=大損の記憶」もあなたを縛ります。

これを自覚し、その後にもまた一歩踏み出せるうちは大丈夫。

しかし、一歩が出なくなった時、それは投資家としての死、引退の時なんだろうなと私は思うのです。

 

ちなみに、私も大分腰は重くなって来ているしあまり今は株式投資自体に時間も割いていない状態ですが、未だ一歩は踏み出せる状態にあると思っているのでまだ死んでいません。

今回のコロナでも一時30%超えのドローダウンを喰らいましたが、全然踏み込めました。「まあこれくらいあるよね」といつも思っていたからでしょう。

というか、常に覚悟がある人の心は折れないと思います。逆に言えば、イケイケで調子こいているとやばい。フルレバで集中投資とかはこれが想定されていない。だから一撃で死ぬ。

「最悪半分になるかも」と私はいつも思っています。リーマンショックおじさんでも想定内であればなんとかなるのです。

 

 

問いを出しておいてなんですが、今回例に出した馬龍投資家がどうなったのか?に答えはありません。

シュレーディンガーの猫よろしく観測したらひっそりと死んでいるかもしれませんし、元気に生きているかもしれません

あなたの中の彼はどうなったでしょうか?

 

 

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今週の本

 

では、今週の本です。

改めてこの辺りがセールになっていたのでおすすめ

 

 

 

 

 

皆さん、めちゃくちゃ暑いので家に引きこもって良書でも読みましょう。

 

 

それでは、また

 

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