長期保有の優位性(投資初心者向け)
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バークシャーハサウェイのバフェットおじさんとマンガーおじさんは言いました。

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「素晴らしい企業の株をずっと持ち続けることがお金持ちになる秘訣だ」

 

私は初めてこの言葉を聞いた時、「お、おう」という反応でした。

「そんなこと当たり前やん、素晴らしい企業がどれかわからないから苦労してるんだよ!」と

しかし、この言葉の重要な意味は「持ち続ける」方にもあったのです。

 

 

長期保有は複利運用を最大化する

このブログでは、何度も出てきている「複利」という考え方。

 

複利の力の活かし方 | assets人生
複利の力の活かし方
簡単に言うと、「利益を再投資する運用法」のこと。そして、この複利はアインシュタインが驚いたほど破壊力があるのです。

投資をする際は、複利は絶対に覚えておいた方がいいでしょう。

 

では、なぜ持ち続けた方がいいのでしょうか?

よく売買する場合、その度に利益に対して税金と手数料がかかるので、再投資する際の利益が減ります

これがバカにならない。

よく「利益確定」「利益確定」と呪文を唱えている人がいますが、ちょっと利益が出たくらいですぐに利益を確定させて(税金、手数料も確定させて)また、次の投資をするとした場合、その「動いた分だけ利回りが落ちている」ことに気がついてないことが大半。

 

雑ですが、具体的な例を出します。

条件は、初期投資額100万円。投資期間10年間、譲渡税20%、売買手数料往復1000円、成長率15%を安定的に達成した場合です。

「毎年売買」した場合は、年末に売り利益確定。その際に税金を払い、手数料を払って、翌年初に別の成長株を買った場合です。

「長期保有」の場合は、10年間、平均年率15%で運用できた場合を想定し、10年経った時に売ります。

 

簡易すぎてわかりづらいかもしれませんが、表の通り10年後に「毎年売買条件」では約276万円になっています。

一方、「長期保有条件」では、売却前資産額が約352万円。売却し税金と手数料を払った後は約301万円になっています。

この差は元本100万円に対して、25%にもなります。単純に10年間で割ると、年間2.5%のパフォーマンス差ですね。

 

 

素晴らしい企業をずっと持つ意味

まず、「長期的に成長する素晴らしい企業」である必要がありますが、それはこの記事では言及しません。

この記事では「保有し続ける効果」についてだけ書きたいと思います。

条件に合う素晴らしい企業を見つけたら、先ほどの例の通り下手に利益確定とか考えないでずっと持っていた方が良いのです。

「動くことによるコスト」を考えましょう。同じ企業の株を単純に売買するだけで年間数%のパフォーマンス低下を招きます。

つまり、一旦売却し利益を確定させた場合、次に買う株の利益目標は数%分上方修正しなければいけません。

同じ成長率では足りなくなるのです。

その数%の差は時間が経てば経つほど大きくなり、最後には物凄い差になっているでしょう。

 

当たり前ですが株価は上下します。

一年単位で考えたら横ばいだったり、下落する時もあるでしょう。

しかし、10年後に平均した利回りが目標通りならOKです。

私の保有株も数年横ばいで一年間で+50%上がることもありました。一気に取り返すことも十分ありえますので、忍耐とその株に対する自分なりの自信が必要になりますね。重要なのは株価なんかより業績に注目することです。

ただ保有し続けるだけで数%パフォーマンスが良くなるのならありがたい話です。

この話を踏まえると、一番力を入れるべきなのは「買う時」なのは間違いないでしょう。

「素晴らしい企業かどうか?」見極めるとこが一番注力すべきところ。

そして、一度買ったら持ち続けるのです。

 

 

冒頭の偉人の言葉は、一体になっています。

素晴らしい企業なら持ち続けるべきであり、そのためには素晴らしい企業なのか?を見極めるとこが一番大事であり、それは全て買う前に決まる。

素晴らしい企業を細かく売買すべきではないし、ロクでもない企業を持ち続けるべきでもない。

そこそこの企業なら持ち続けることで多少パフォーマンスは良くなるかもしれませんが・・

 

あなたもちゃんと事前に調べて「これは!」という企業を買い、長期間保有すると良い結果になるでしょう。

 

それではまた

 

 

 

 

 

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