自分なりに言葉を定義することが大事(株式投資成績報告2020/6/26)
スポンサーリンク

こんにちは、imoです。

今回は今週の投資成績報告

早速いきましょう

 

2020/6/26
取得単価現在単価収益・損失比率
あいHD 307618571600-14%1600
メック 49718302138158%4490
IRJHD 6035599111001753%13320
ビジョナリーHD 92637634-55%102
JFESI 48322352315034%315
GIGA    3830950150859%3016
ウェーブロック   794079088612%3101
ブロードリーフ 3673554550-1%1650
パルマ  34611062760-28%304
キャッシュ994
28892

 

去年末はこちら

2019/12/31
取得単価現在単価収益・損失比率
あいHD 3076185719626%1962
メック 4971830153285%3217
高橋カーテン 1994800791-1%475
IRJHD 60355995010736%6012
ビジョナリーHD 92637650-34%150
JFESI 48322352388565%389
GIGA    38309502651179%5302
ウェーブロック   79407908437%2951
ミロク情報 99289503335251%667
ブロードリーフ 367355466119%1983
リネットJ 355670077611%388
キャッシュ214
23709

 

 

この結果、今年の投資成績は

2020年成績22%

 

となりました。

 

ボチボチ

 

 

Contents

 チャラい投資用語について少し考えてみる

 

ぶっちゃけ観てないんですけど、昨今ゆーちゅーばーの動画を観て投資を始める人たちがいるみたいです。

また、ブロガーの記事やnoteなど投資関連の情報はたくさんの人が今発信している様で、そんな記事をきっかけに投資を始める人達も多いとのこと(そんな記事たちも全然読んでないから詳細は知らない)

 

チラッと観た感じで恐縮ですが、そういった投資初心者向け情報発信って以下の様な適当なキーワードが羅列されていて、それらに何となく沿った株を買えば自動的に儲かると初心者に勘違いさせることが多い様に思います。

 

  • 優待株
  • 高配当株
  • インデックス積立
  • サブスク
  • Maas
  • Saas
  • ストックビジネス
  • ブルーオーシャン
  • バイオ
  • Ai
  • ロボ
  • etc...

 

取り敢えず、こんな単語を使っておけば「そんなもんか・・」「なるほど有益な情報だ」とか初心者は思ってくれて界隈では簡単に信者になったり、フォロワーになってくれたりするみたい。

で、沢山の弾(情報発信)を撃っておいて、そのうちのどれかの当たった結果だけ「ほら言ったでしょ」とドヤれば一丁上がり。

 

更に、投資を始めた側もちょっと学んだくらいの初級者が上記のキーワードを喜んで使っている例をよくみます。

私の周りでも、投資初めて一年以内の中途半端に投資家気取っている人ほど「手堅く高配当へ投資しています」とか「ストックビジネスなので安定感があるんですよね」とか「インデックス積立を軸に個別株も触っています」とかどこかで聞いた受け売りを喋ってて全然自分の言葉になっていないのは丸わかりなので、意味わかってるのかな?と思うことしばしば。

 

確認するまでもなく総じて彼らの物事に対する理解は浅いところにあり、それが彼らのドヤ態度とあいまって非常に滑稽に映ってしまうのですが、そんな滑稽な例に出会うたび、「もう少しよく考えた方がいいよ」と老婆心ながら思うのです。

 

 

ストックビジネスを考える

 

さて、そんなチャラいキーワードの中で今回はストックビジネスについて取り上げます。

 

 

先日、こんなツイートを投げかけました。

一応、私なりの回答は

「主観的、客観的、もしくはその両方の理由から使わざるを得ないビジネス」

となります。(これが唯一の正解ですよとは言ってません)

 

 

 

 

「ストックビジネス」

投資家ならよく聞く単語だと思います。

でも、皆なんとなく使ってないですか?

取り敢えずストックビジネスって言っておけば、聞き手は「固い、安定的で積み上がるビジネスなんだな」と思い込んでくれる・・・みたいな
昨今は、サブスク(要は定期払い)とかも流行っているので、サブスクの契約形態をしていれば「ストックビジネスだ」とか思ってる人も結構いそうです。

頭からっぽなのかな?

参照記事

 

 

「ストックビジネス」

そうですね。初歩の初歩から定義を確認していきましょうか

「ストック」

貯蔵蓄積

wikiより

 

ということで、ビジネスにおいては「貯蔵・蓄積」という意味合いが当たりそうです。また、「フローに対してストック」という直球の説明もされていました。

 

まあ、ここでは取り敢えず「蓄積していくビジネス」としておきましょうか。

そして、更にもう一歩突っ込んでおくと蓄積するということは顧客が継続して商品なりサービスなりを利用してくれるということを意味しますので、ここで二つの方向性が生まれます。すなわち

 

  • 顧客は継続利用せざるを得ないのか?(客観的要因)
  • 顧客が継続利用したいのか?(主観的要因)

 

の二つです。

ストックビジネスを考える際に蓄積させる、顧客をグリップさせるモノは何なのか?

それは大きく分けて、仕組みや環境という客観的要因と商品やサービスに共感があり”あえて選ぶ”という主観的要因が考えられるでしょう。

 

インフラとブランド

 

上記の通り、方向性としては二つありますが、通常この二つは混じり合っています。

極端に振れている場合としては、鉄道とか電力等社会インフラ系が考えられるでしょうか。全員が生きていくためにいやでも使わざるを得ないパターンです。

 

社会インフラの例の通り、ストックビジネスの客観的要因(使わざるを得ない)パターンは、「ある領域でインフラになっている」ということが言えるでしょう。

ここで強調したいのは「ある領域」という部分と「インフラ」という部分。(全部ですね 笑)

ある領域というのは、鉄道とか電力とかまで大きな領域でなくても良いという意味です。例として挙げると、モノタロウとか高級自転車ギアのシマノ、日本電産とかもインフラ企業ですね。

 

そして、「インフラ」という部分については、初期投資ががっつりかかるということを意味します。

どんな領域でもインフラになるのは大変です。ですから、それなりの事業規模と経営体力がないと手を出せません。

今の時代は、AmazonやFacebookなど世界的インフラを狙っている会社があるので、仮に今ニッチな領域でインフラになっていたとしても常に投資をし商品やサービスの改善をし続けなければ簡単にそのシェアを奪われる可能性があります。(アマゾンエフェクトってやつです)

 

以上より、本質的には特定の領域でインフラになることを狙うことがストックビジネスの客観的要素を満たします。

そして、そのテクニカルな部分としてスイッチングコストを高めたり、止める手続きを複雑にしたりという話が出てくるのです。

要は意図的な顧客の囲い込みですね。これは個人的には好ましくないと思っています。結局、インフラになりきれていないから顧客はスイッチをしたくなるんですし、惰性で継続させることを狙ったり、手続きコストを高めるなんて本末転倒なので、そんな会社がストックビジネス云々言っていたら話半分以下に聞いておきましょう。早晩、そのストックは幻だったと気付かされると思います。

 

 

次は、自発的に「利用したい!」とするストックビジネスの主観的要素について。

こちらは、世間的には「ブランド」と言った方がイメージしやすいでしょうか。

ただし、少し説明を補足しておくと、「世間に名が通っている」とか「大企業だから信頼できる」みたいな意味でのブランドではなく、「その世界観が好き」とか「大事にしている価値観が好き」とかの個々人の主観に大きく寄った意味でのブランドです。

 

個人的には嫌いですが、「パタゴニア」とかはエコ好きな人や、社会問題に関心がある人が好んで買っていますよね。アウトドアブランドは数多ありますが、それらの中からあえて「パタゴニア」を買う人は一定数います。毎年の新作や、あらゆるアウトドアツールを「パタゴニア」で揃える人などはいわゆる固定客で、計算の立つ売上になるでしょう。当然LTVも高い。これが主観的な意味でのストックです。

他にこの主観的ストックが強い代表的な会社にAppleがありますね。こちらも毎年新作をチェックしたりサービスを利用したりする人が多くいます。(Appleに関してはインフラでもあるのでご存知の通り物凄く強い)

この他にもちょっと考えれば多くの人が「あえて選ぶ」商品やサービスは世の中に結構多いことに気づくでしょう。それもストックの一部です。

参考記事

 

 

 

この主観的なストックビジネスは、投資家によっては揺れ動く人間の感情を相手にするモノだし、測定し辛く、仕組みでグリップできないのであまり評価しないとする人は多いです。

しかし、人間は宗教的な生き物であり、感情の生き物であるので、この主観的なストックは侮れません。というか、時に仕組みで縛るよりも強固な継続利用のグリップ力を発揮しますし、LTV(顧客のライフタイムバリュー)で言えばこちらの方が優勢です。

ですので、ストックビジネスを考える際、客観的要素だけではなく主観的な要素も備えた事業に注目することを個人的にはお勧めします。

 

また、こちらの特徴としては、インフラ狙いほど初期投資がかからないという点と、どうしたって宗教性、思想性が強く出るので人によって好き嫌いが分かれるという点があります。

物凄く乱暴に言えば、ニッチでも「共感」を集めることがストックに繋がるのです。(この視点だとYouTuberもストックビジネス)

一方で、インフラになることを狙う場合対象はマスになるので、宗教性、思想性はほぼ出さないことが逆に大事になります。楽天のような節操のなさや下品さ、お得感と言った大衆迎合的なやり方もインフラ狙いならむしろ正解になります。

 

どちらを強く打ち出しているのか?で競合やビジネスの仕方、利益率なども全然変わってきますので、自分が投資しようと考えている会社の方向性は理解しておきましょう。

 

 

以上、ざっくりストックビジネスを考えてみました。これくらいは自分の頭で思考して言葉を定義して何を自分はしているのか?を理解しておくことが投資家としては大事だと思いますよ。

適当に聞きかじったそれっぽい言葉を理解した気になって満足している様な人は、結局誰かの養分なのです。

 

 

スポンサーリンク

今週の本

 

代表的なインフラ企業について

 

 

代表的なブランド企業について

 

繰り返しになりますが、どちらもストック的なビジネスをしていて、それぞれインフラでもあり、ブランド要素も持っています。

 

 

色々自分なりに他の会社についても考えてみましょう。

 

それでは、また

 

 

スポンサーリンク
おすすめの記事