市場は効率的ではないと思ってますがなにか?Ⅰ (投資成績2016/4/23)
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こんにちは、imoekatです。

本日は、恒例の横ばい成績報告とマーケットの非効率性について

まずは、今週の投資成績です

2016/4/25
銘柄取得単価現在単価収益・損失比率
UBIC 2158954112918%452
アリアケ 281524656290155%780
あいHD 30761705311583%5919
トレファク 3093106511407%862
エイジス 46591736321585%965
山田コンサル33892860-16%286
メック 4971830819-1%410
C-GIGA210022909%458
ミロク情報 9928950116322%465
ポールトゥウィン 36579759831%295
キャッシュ349
11239

 

去年末は、こちら

2015/12/31
銘柄取得単価現在単価収益・損失比率
UBIC 2158954932-2%373
アリアケ 281524656710172%1503
あいHD 307614743080109%4620
トレファク 3093111811170%398
エイジス 465917363700113%1110
山田コンサル3389387514%388
メック 49718308705%435
マニー 77301188233797%701
キャッシュ1700
11227

 

以上より今年の成績は

2016年成績0%

美しいまでの横ばいっぷりですね~

一部でバブル的な動きがあるようですが我関せず。

新しい技術、分野は得てしてバブル的動きになりやすいです。以前で言えばソフトバンクとかライブドアとか・・チャート上で急な角度の山をつくります。末期ではババ抜きになりどこで逃げ出せるか?の我慢比べ。

それは長期的勝ち組になるかどうかは未知数で、まさにバブルで弾けて消えてしまうことが大半

てことで、私は全く関わる予定はなし。根本的に予測し易く堅実な、しかし高成長と思われる企業を選んで投資するスタイルなのでバブルを期待しておりません

 

Contents

マーケットは非効率的である

「効率的市場仮説」という説が現代金融理論の根幹を支えています。

つまり市場参加者は皆合理的に行動し、全ての情報は隅々まで行き渡り即時に株価へ反映されるので価格の歪みが存在せず市場平均を上回るリターンを得ることは出来ないという理路整然としてた理論です

この理論、ホント説得力も納得感もあるのですが、実際に投資をしてきた経験からは「うーん、いつでも当てはまるわけではないよな」というのが実感。

私の経験による実感としては「限定的効率的市場仮説」という理解になります。ここにアカデミックな厳密性はありません。

単純に一般人が投資をする上で”使える考え方”という程度の意味です。

 

効率的市場仮説の当てはまる時

ポイントは2つ

  1. 情報量
  2. 期間

です。

①「情報量」とはそのまんま。ある銘柄を分析する時にどれだけの情報が得られるか?ということ。情報が多ければ多いほどより妥当性のある値付けがされます。機関投資家がフォローしていればいるほど抜けている情報、分析は少なくなり「株価の妥当性」は高まるのです。つまり、大型株の方が効率的ということが言えますね。大型株のニュースは多数出ますし、そのニュースに反応してすぐ株価も反応するので事実上価値と価格の鞘取りはかなり困難。

②「期間」 株価と価値は同時には動きません。必ず価値の変化が先にありその反映として株価が動きます。しかも上記の「情報量」の影響もあり反映されるスピードは様々。しかし、原則として時間が経てば経つほど価値と価格は一致していくようです。つまり、長期的な期間を考えれば市場は効率的と言えますね。でもその裏返しとして短期的には効率的ではない場合があるということ。

上記二つのポイントにより、限定的に大型株、長期的であれば効率的市場仮説は妥当するとざっくり言えます

 

非効率的市場

では、効率的ではない市場とは何でしょう?

単純に限定的市場仮説の逆で「小型株、短期」であれば非効率的なのです。

小型株は名前も知られず、流動性も少なくニュースが出ても無反応。業績が着実に伸びているのに2,3年横ばいとか少し下落とか普通にあります。

「小型であるがゆえ将来の確実性が低くそこにリスクが織り込まれている」という反論も聞こえて来そうですが、私はそうは思いません。大型であろうが小型であろうが今の時代リスクは同じと考えます。むしろ図体が大きくなりすぎた企業は不確定要素も増えるのでリスクは大きく、コンパクトで不確定要素も少なく独自の強みを伸ばしている企業の方が安定していると感じてます

小型株は、概して市場から放置気味で非効率な価格付けがされていることが多いのです

 

トレーダーの生きる道

また、市場は短期的には非効率的です。短期トレーダーはこの非効率を突いて鞘取りをするスタイルですね。

だから彼らは長期の視点はないんです。効率に回帰してしまってはトレーダーの出る幕はありません。常に非効率領域に留まる必要があるのが短期トレーダー

 

機関投資家もこの領域で勝負していることが多いです。

彼らは資金的に大型株がメインでもあるので、より効率的になり易い領域にいます。ということは、短期的な「非効率」を突こうとするのですが直ぐに「効率」に回帰するのでスピードがとても大事!ですので、人間は非常に消耗するでしょうし機械的なトレードシステムが有効である領域かと思います。

 

私の生きる道

私のスタイルは

小型株の非効率的な値付けで買い、長期で保有し効率に帰るまで待つというシンプルな方法です。

ここには機関投資家も居ないし短期トレーダーも居ません。

居るのは同じスタイルの投資家だけ・・しかも同じスタイルの投資家とは基本的に勝負はしません。このスタイルでは同業での取り合いではなく、将来株価が上昇した時に短期のトレーダーが主に買っていくのです。私自身消耗はほぼしませんし、ここは投資のブルーオーシャンと言えるのかも

効率的市場仮説がもし全ての領域で正しいとしたら私は個別株投資から手を引いているでしょう。そんな市場はあまりにも消耗が激しく投入した労力の割にリターンが少ないと思われるからです。究極的にはドルコスト平均法でインデックス買っていればOKですしね

「市場は効率的である」という話を聞いたら「それは限定的にね」と心で思うことです。

でないと、もっともらしい「分散」「インデックス」「高配当」という言葉に騙されますよ

(別に否定はしていません。期待しているほどの成果は見込めませんよと言いたいだけ。)

以上、それではまた

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