何を学ぶかより"どう見るか?"が大事
SONY DSC
スポンサーリンク

どの分野でも勉強していて「理解できた時」って嬉しいですよね?

更に勉強するモチベーションになります。

一直線に深堀する「知識」は勿論とても大事!

しかし、それだけでは視野が狭くなってしまうことも・・

 

 

Contents

どう見るか?

同じ「嬉しい時」に”別の見方を発見した時”があります。

いわゆるアハ体験ってやつ

この有名な絵を見てもらった方が早いですね。

 

騙しえ

 

この絵。見方によって老婆にも見えれば若い女性にも見えます。

一方しか見えない人がもう一方の見え方に気づいた時、それは嬉しいものです

 

この絵が教えてくれる教訓はもう一つ。

「貴方の見えている世界と他人の見えている世界はもしかしたら違うのかもしれない。」ということ

同じ物事を見ていても違うモノを見ていることがあるんです。(むしろその方が多い)

 

そして、実は逆に知識が増えると一方の見え方ばかり強化されて別の見方が出来なくなってくることがあります。

これではいくら勉強をしても世界は広がらない・・この状態って自己満足で頭がよくなった気がするんですよね。つまりバカになっている可能性も・・

 

本当に頭が使える人は、「同じものを見ていても意識的に別の見方が出来る人」です。

言い換えると「自分の中に沢山の視点を持てる人」です

 

一を聞いて十を知る

物事を沢山の視点から見える人は、一を聞いて十を学ぶことが出来ます。

当たり前ですね。同じものでも十個の視点から見れればそれだけ情報量が増えるので

 

例えば、

①「投資」ということばを聞いて、「株」を思い浮かべる人もいれば「FX」を思い浮かべる人もいる。はたまた「ビジネス」を思い浮かべる人もいれば「会計」を思い浮かべる人もいます。

これらの人に同じ話をしても良いコミュニケーションは出来ないでしょう。

「投資」という言葉を聞いて、「株」「FX」「ビジネス」「会計」・・・という様々な視点から見れるとより「投資」に対する理解は深まりますし、他人がどういう視点でその言葉を使っているか?が推測できます。

 

もう一つ例を出します。

②投資の秘訣でよく「ギャップを見つければ良い」と言います。

この「ギャップ」・・実は同じことを言っているのですが、視点によって様々な意味が汲み取れます。

●ファンダ派からは、現在価値と将来価値の「ギャップ」というでしょう

●テクニカル派からは、移動平均からの剥離や他の銘柄との相対的な「ギャップ」かもしれません

●更には銘柄に対する「情報量」や「知識」のギャップ

●独自の洞察や経験則から見えるギャップ

等々。数限りない「ギャップ」が投資には登場しますね。

 

抽象度の高い理解(視点が多い)が出来る人はただ「ギャップ」という言葉を聞けば、これだけ色々な理解に達せるのです。

一方で、具体的(視点が少ない)な理解しか出来ない人は、自分の価値観や視点に縛られ別の「ギャップ」の意味が理解できません。

 

自分の視点を自覚する

世の中には無理やり自分の視点を他人に押し付けたり、別の視点の成功者をそのまんま真似したり・・・と

自分の視点を自覚してない人が多すぎる気がします。

 

例えば、

株式投資においてファンダ派の人がいるとします。

彼の視点は、将来価値と現在価値のギャップですが、そんな彼が「テクニカル分析を利用して短期的な鞘取りも狙いたい!」と考えた。そこで適用される「ギャップ」は彼の世界とは別の「ギャップ」になりますが、それに気づかずに進むと大変なことになるのは想像できますよね?

しかし、投資の世界でこれをやろうとしている人は結構多い。

土俵が違うことを自覚した上での完全に頭を切り替えての短期鞘取りならOKですが、なぜか長期ファンダメンタル投資の頭を引きずったまま中途半端にチャレンジしているように見えます。

これは中々難しい・・・自覚を持った上で上手く融合して新たな投資スタイルを構築できる人もいると思いますが、それには上記で述べた「多くの視点と自らの自覚」が必須です。

 

まとめ

より自由に考えられるように視点を意識しましょう。

「十を聞いて十を知る」より「一を聞いて十を知る」方が圧倒的に効率的です。

更に他人の視点を推測できコミュニケーションがやりやすくなるはず。

上記の「ギャップ」について話しても相手が別の視点で話していれば意味は通じません。なんとなく違和感や噛み合っていない感覚をお互いもつでしょう。

それをチューニングできる人が沢山の視点をもつ人です。

まー簡単には身に付かないんですけどね・・・

 

これは一つ参考になる本だと思います。

そのまんま真に受けない。問いかけながら読む。別の視点はないか?

などなどメディアの煽りが激しい今日この頃、騙されたくない人は必読。

気が向けば単独レビューも書いてみようかなー

スポンサーリンク
おすすめの記事