リスクはどこまで行っても無くならない→どのリスクを受け入れるのか?
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今回は、簡単に当たり前の確認。

「リスクはどこまで行っても無くならないですよ」という話。

例えば、

日本人の二人に一人がガンにかかると言われていますが、その大きな原因ってなんだか分かりますか?

発がん性物質がーとか、生活習慣がーとかそれっぽく言われていますが、一番大きな原因は単純に「寿命が延びたから」です。

医療と栄養バランスが良くなった結果、早死にの危険は減りましたが、反面ガンを含めた病気のリスクが増大しました。目の前の危機を回避すると予期せぬリスクが現れるのです。

 

危機回避から新たなリスク出現例いろいろ

お金の問題は目の前の大きな問題ですが、これをベーシックインカムなどで仮に回避出来たとしたら、また新たな問題が出てくるでしょう。パッと思い浮かぶことで言えば、長寿命の中目的のない膨大な暇な時間をどう潰すか?という問題があります。個人的にはこれ結構深刻な問題になると思っています。暇は人を殺すのです。

今よりも「生きる意味とは?」について真剣に考える人が増えるでしょう。

もう一つは、「お金」というモチベーションがなくなるので社会や個人のダイナミズムやドラマ、イノベーションは減退するかもしれません。つまり、つまらない世の中になる可能性があります。暇なのに世の中の楽しみも減る・・・これは深刻です。もちろん、一部自分の本当にやりたいことを追求する余裕が出来て、お金の問題で縛られていた可能性が解放される例もあるとは思いますが、全体としては、活気がなくなる気がします。更に、逆に階級社会というか格差も拡大するという予測もあります。社会では精神科が活況を呈するでしょう。

他にも、簡単に人と繋がれるようになったネットやSNSサービスの結果便利にはなりましたが、別のトラブルや問題が増えました。

薬もそうです。病気に効く薬を使いすぎて耐性菌が出来たり、ウイルスの進化が進んだり、と予期せぬリスクは増え続け、すべてのリスクを封じ込めることは不可能ですよね。

仕事も今辞めたい人は辞めることで目の前のストレスはなくなりますが、新たな金銭問題や世間体というリスクが登場します。これは皆分かっていますよね。

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リスク回避の先を考える

このように、目の前の危機回避したら万事オッケーではありません。

その先に出てくる未知の新たなリスクを想定してそれに備えて受け入れるorまた回避していく・・・とずっとイタチごっこになる気がします。

今目の前にある危機は回避する努力は必要ですが、その先もよく考えて柔軟に対応していかなきゃなーと思う今日この頃。

うちの簡単に死にそうにない妻は、「色々な問題が出てくる高齢までは生きたくない。そこそこでサクッと周りに迷惑かけないとこで死にたい」とよく言っています。人によって受け入れるべきリスクもありますね。

今回は以上です。それではまた

 

 

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