
先日、メルマガで「あなたは何のファンですか?何にならお金を惜しまずかけれますか?そして、その理由は?」
という質問をして、読者の方々に答えてもらいました。
その答えを見ていて「面白いなー」と思ったのと、自分を見返す機会にもなったので、今回はそれを記事にしようと思います。
Contents
冷静と情熱
有難いことに全部で10件以上の返信がありまして、それぞれの価値観がよく反映された面白い回答が多かったです。
そこで、大きく二つの方向性へ分類される傾向にあったので、それを書いていきます。
私を含めた投資脳が極まった人達は、基本「コスパ」にフォーカスしていました。
このタイプは、物事をすべて合理的に考えています。余計な消費はせず、かかる「コスト」に対して相応の「リターン」があるか?が基本線。
なので、冒頭の質問に対しても「特にそんなファンというものはありません。」「お金も相応の費用を計算していますので、惜しまずにということはありません」的なお答えが多く見られました。
そして、総じてこのタイプの回答はシンプルで文字数も少なめ。非常に冷静です。逆に言えば面白みは無いかもしれませんね(実際は色々考えていますし、熱い部分も持っていることが多いと思いますが、表に出て来ない)
私も基本的にはこんな感じ 笑
もう一方の方向性は、ちゃんと自分が熱くなるものを持っている人です。ちゃんと「ファンです」と言えるものを持っている人。
このタイプは、そこまで「コスパ」を気にしない領域を持っています。(私のメルマガに登録するくらいなのでリテラシー高めです。なんでもかんでもではなく、部分的にコスパを気にしないみたいな感じですね)
こういう人達の回答は、文字数も多く、「自分の好きなものを語りたい。説明したい」という想いが滲み出ています。
読んでいて面白いですし、「そんな世界もあるんだー」と別の世界へ触れる機会にもなりました。
投資をするには合理が必要
このブログでも当初から推奨している「投資」を始めて、勉強していくと必然的に「合理」に寄っていきます。
というか、合理的でないと投資は上手くいかないので、当たり前。
何に対してもミーハーでコストを考えない人に「投資」は無理でしょう。美味しい話に騙されるのがオチです。
私のメルマガ読者のほとんどは投資を実践していると思われるので、「合理的」な人が多かった印象です。
投資をしたことのない一般人に同じ質問を投げかけたら、多分「コスパ」を語る率は減ると思われます。
ファンと呼ばれる人たち
前提として、「合理的な人が面白くない」と言いたいのではありません。もちろん、表に出ない部分ではめっちゃオタクとかいると思いますし。
しかし、総じて「冷静」で話す言葉も端的な印象なのは間違いない。
これは自分もそうなんですよ。
実は昔「バンギャ」とか「ジャニオタ」とかに関わったことがありまして、その時に衝撃を受けました。
ここまで情熱を傾けられる対象があることを羨ましく思いながら、心の中で「コスパ」が気になっていましたよ。笑
だって、全ライブ全国まで追っかけて、グッズもその度に買って・・・・年間いくら使っているんだ・・・・と
AKBに関しても一人で何百枚とCD買っている人もいますよね?何の意味があるんだ?と。何百票お前が投票しても何万という総得票数に対しての影響力なんて微々たるもんだよ・・と
女の子と仲良くしたり、エロいことしたいんだったらその何分の1のお金で、もっと良いパフォーマンス得れるよと思ってしまう汚れたおっさん思考になっていきます。
彼ら、彼女らは理屈じゃないんですよね。
客観的コスパは低いと思われるのですが、主観的コスパは高いのでしょう。
そして、究極的には主観的コスパが主なので、そこに集中していける精神は自分としては羨ましいんですよ
彼ら彼女らにそのファンである理由とか聞いたら物凄い時間語れるでしょう。徹夜は確定
それはそれで面白いと私は思います。
人としての面白みと合理のバランス
まとめです。
私は「合理」は必須だと思っています。しかし、そればっかり考えていても面白みは少ないかもなーと最近考えます。
何かに没頭し、何かを追っかけている人の情熱を羨ましいとも思っています。
理想は、「合理」をベースに何か主観的コスパの良いものに情熱を傾けられる人でしょうか。
一方で、「合理的思考」が出来ない人は自分も破滅しやすいし、周りにも迷惑かけると思います。
色々な価値観へ触れるのが、「自分の閉じた世界での合理的思考」の先へ行くヒントになると思っています。
そういう意味で、メルマガのやり取りはコスパが良かったですね。
以上、あなたの冷静と情熱のバランスはどうでしょうか?