
今の自分に出来る事を全力でやることの難しさ
その無骨なルックスと男前ッぷりから、かねてよりアニキと呼ばせて頂いていた澤選手
年齢による衰えから最近は代表を外れることもあったが、その存在感はチームの中でも別格だったと思う。
それは、先発で出れなくなった時の振る舞いに現れていた。
試合に出ている選手のために裏方の仕事を積極的にやる澤選手の姿勢は若手のお手本になると同時に
澤選手がやっているからこそチームの団結力や目に見えない力を与えていたと思う。
一般的に先輩になるほど裏方の仕事や雑事はしなくなるのが体育会系の常識だった。
レギュラーと控え
そこにベテランも新人も関係ない。
つまり、やることも変わらないはず
しかし、上記の常識により下の人間の負担が大きくなることが少なくない。
これは、会社や一般の組織でも同じだろう。
レジェンドの条件
ベテランで実績のある選手であるほど実は当たり前のことをきちんとやっていることに最近気づいた。
例えば、サッカーのカズ、野球のイチロー、ジャンプの葛西などなど
皆、当たり前のことを当たり前のようにやり、周囲の尊敬を集めている。
自分の仕事に誇りを持ち基本を忠実に反復できる人ほど長く一線でやれるのだ。
いくらその分野で才能があっても、そのものに誇りを持ち当たり前のことを忠実に繰り返せなければレジェンドとはなり得ない
それが情熱を持ち仕事に打ち込むということ
それは、私たち一般人も何かの分野で情熱をもつことが出来ることかもしれない・・
特出した武器があるわけでもなく圧倒的な個人技があるわけでもない澤選手
しかし、チームにおける存在感。試合への影響力は他の追随を許さない。
澤選手も当たり前のことが当たり前に出来るからレジェンドとなりえたのだ。
Wカップはこれで終わりかもしれないが、競技を引退するまで影ながら応援したいと思う。