
連続で映画の話。
「英雄か?怪物か?」の煽り文句の「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」
マクドナルド創業者(?)のレイ・クロックのお話。
このファウンダー(創業者)というタイトルは、マクドナルドの本当の創業者は誰?みたいな意味も込められていそう
いや、面白かった。さすが世界的チューンの創業者、パワーが違う。人間的にどうよ?と思う人は多いと思うけど、魅力的な人物です。
レイ・クロックの成功の秘密と信念はまさに以下の言動に集約されています。(劇中で独白しているセリフ。継続は根性と訳していた気がする)
やり遂げろ!この世界で継続ほど価値のあるものはない。
才能は違う。才能があっても失敗している人はたくさんいる。
天才も違う。恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世界にいる。
教育も違う。世界には教育を受けた落伍者があふれている。
信念と継続だけが全能である。
とにかく執念とパワーの男
映画で、レイ・クロックは始めシェイクを作る機械みたいなものを売り歩く営業マンでした。
その過程で、ある店舗から6台の注文が入ります。
レイは間違いじゃないか?と電話しますが、「6台は間違いだ8台くれ」という返答。
その尋常じゃない繁盛っぷりの店舗が「マクドナルド」でした。
そう、元々マクドナルドはレイ・クロックではなくマクドナルド兄弟が創業したお店だったのです。
それまでのウェイトレスがいて、店舗内で座って、豊富なメニューでというハンバーガー屋ではなく、店舗のレイアウトから専用の調理器具まで徹底的に効率化し、システム化した全く新しいコンセプトのハンバーガー屋を苦心の末マクドナルド兄弟は作り上げて大成功していました。
レイは、その店舗を見て創業者兄弟にその成功体験を聞きます。
そして、「これこそがチャンスだ!」とレイは考えます。
レイ・クロックはマクドナルドを1から創業したのではなく、マクドナルドのシステムをチェーン展開した人です。
この後がすごかった。
パワーと執念が行動原理のレイ・クロックはたくさんのハードルを乗り越えて、マクドナルド兄弟を圧倒し始め、最終的に買収。乗っ取ります。
チャンスと見たらガンガン行動し、決して立ち止まらない。
マクドナルドと出会った頃のレイ・クロックは確か52歳・・・
ケンタッキーおじさんの例もあるけど、執念と継続力さえあれば何歳からでも成功出来ると思わされます。
個人的に、印象に残ったのはハリー・J・ソネンボーンとの出会いです。
それまでのレイ・クロックは執念とパワーでガンガン行動していましたが、収益面ではかなり苦しい思いをしていました。
どんなにマクドナルドをチェーン展開しても利益は微々たるもので、支配力もない。始めにきちんとリスク対策をして契約していたマクドナルド兄弟とのパワーバランスはここまで圧倒的に不利な状況でした。
それが、ソネンボーンの不動産を抑えるべきという提案で全てがひっくり返ります。
「マクドナルドの実態は不動産屋だ」という指摘は今ではよくある指摘ですが、ここに気づいてマクドナルド兄弟から主導権を奪い、しかもチェーン展開を爆速にした上に店舗オーナーへの支配力も備えるこの一手に私は震えました。
もの凄く有能な参謀です。(レイと仲違いして別れますが・・)
理解は簡単だが実行するのは簡単ではない
「信念と継続だけが全能だ」
レイ・クロックのこの言葉は理解は簡単ですが、実行するには大きな困難が伴います。ぶっちゃけ、普通はこれが出来ない。
レイは、傲慢で自己中で簡単に人を裏切る信用のおけない人物です。笑
しかし、その分強靭なパーソナリティを持っていた。
決して引かない。人になんと思われても思った通りにやる。
もしかしたら、メンタルの強さ行動力は何かと引き換えにしなければ身につかないのかも
私たちがレイから学べることは、
- チャンスと見たら食らいつくこと
- 継続のパワー
でしょうか。
チャンスはそんなにないです。それに、それが見える人と見えない人、行動に移せる人と移せない人という二重のハードルまであります。
これらを超えて、リスクを取って行動すること。これが大事なのでしょう。
継続のパワーは、なんでも継続をしていけば何かしらの結果に繋がる保証みたいなもの。
その継続も尋常じゃない量が必要な気もしますが、続けること自体が大きな意味と成功につながる可能性を持つというのは嬉しい事実です。
継続すること、チャンスを見逃さないこと・・・これらは自分の感覚では好きなことでなければ中々出来ないことだと思っています。
そんな対象を見つけることがまずは大事なのでしょうね。
- 強靭なパーソナリティを持つ
- 没頭できる好きなことを見つける
この二つのパターンが取り敢えず成功しやすい人の特徴と言えるかも
それでは、また