テレビに出てる「個人投資家」は本当に”投資家”なのか?
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株価も不動産も仮想通貨も・・・どこも景気が良い昨今、テレビで「個人投資家」なるものが取り上げられる機会も増えました。

でもね、私は思うのです。

彼らは本当に「投資家」なのか?ってね

 

 

 

 

彼らはこんな感じの人たちです。

本当のところはわかりませんが、テレビで見る言動から株や不動産、仮想通貨に対する深い考察や自分たちの投資戦略などは全く見えません。ただ「放っておいたらお金が増えることに根拠なく期待してウェイウェイしている人たち」のように見えます。(偏見)

 

投資家ってなんだろう?

「投資家」というものに何か正しい定義があるわけではないです。

まあ、言ったもん勝ち。

「〜専門家」とかも言ったもん勝ち

極論、銀行にお金を預けているだけで「投資家です」とか言っても間違いではない。

でも、一つの言葉であまりに幅広い範囲をカバーしすぎると、客観的な意味がぼんやりしすぎてしまうんですよ。

今や、世間の「投資家」っていうのはただリスク金融商品を買っている人ってだけの意味でしかないです。

「投資家」としてのマインドや気概、能力や実績等々中身は全く考慮されておらず、ただ外形上何かリスク金融商品を買っているだけの人を指しています。

この意味で言えば、テレビに出てウェイウェイしていた人も株や不動産や仮想通貨という値動きのあるリスク商品を買ってはいるでしょうから「投資家」ですね。

 

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私の認める「投資家」

さて、私がこの記事を書いている理由ですが、

端的に、テレビに出ているようなファッション投資家が気にくわないという個人的な感情からです。笑

そして、彼らファッション投資家のせいで「投資家」という言葉がどんどん胡散臭い感じになるのが気にくわない

彼らは私の価値観から言えば「投資家」でもなんでもなく「馬鹿なカモ」に過ぎません。

私が考える「投資家」って人種はどこまでいっても自己責任を取れる人たちのことを指します。

つまり、投資先のことを理解しようとし、リスクを見積もり、それに応じた投資比率を自分で考え、投資実行する。そして、投資結果を自らの責任で受け入れる。

その上で、資産増加を達成し続ける人。

これが私の認める「投資家」の定義です。

 

ファッション投資家=情弱カモ

テレビに出ている個人投資家なる者たちは、投資対象理解しようとせず、希望的観測でリスクを考え、自己資本に対する投資比率なんて考えたこともなく、投資結果は運良く儲ければ自分のお陰、運悪く損すれば人のせい、というオリジナルジャイアニズムをナチュラルに発揮し、どこにも自己責任という意識を感じない人たちです。

そして、彼らが「投資家」ではなく「カモ」であるという理由もここにあります。

どこにも自分で考えて自己責任を取る意識がないので、その投資判断は外部依存。つまり、「誰かの勧誘」「美味しそうな話を吹き込まれる」「メディアを見て」等々が彼らの投資判断の全てです。

ということは、その情報を発信する人の思惑で動くカモってこと

いわゆる情弱であり、彼らは狩られる側の人間→カモ

そんな人たちをテレビは「個人投資家」として取り上げる。

 

不動産投資も最近そのヤバさが明らかになってきましたが、根本的に業者がヤバイは前提にありますが、「個人投資家」側にも大いに問題があるように見えます。

「30年間家賃保証」は本当に可能なのか?

というとこに疑問を持たない。自分たちは金を出して建てるだけで、あとは管理業者がリスクを持ってくれて自分は30年間安定配当をもらえる美味しい話。

どう考えても厳しいと思うんですが、そんなこと考えない。自分たちはただただ被害者。そんな人が「投資家」であると言えるのでしょうか?

不動産はそもそも投資というより、経営です。

税務的にも不動産収入という項目があり、投資枠というより事業寄り。

経営であるということは、自分の力量次第ってことで、そこが面白いところでもあるでしょうし、本来利益の源泉でもあると思うのです。

その利益の源泉部分を全部丸投げして配当だけ受け取れるビジネスがあるかい?と私は疑問になります。

しかも、自分の自己資本の数倍〜数十倍の借り入れでやる・・その話を持ってきた業者は最初の建築時点で大きな利益を上げてるんじゃね?と考えないのか?

ビジネスも投資の経験も全く無い人が何の努力もなくいきなり「投資家」なんてなれません。

やっぱり彼らを投資家なんて呼べないと思うんですよ。控えめに言って、詐欺被害者。控えなければ、美味しい話に食いついたカモ

 

以上、

「投資家」って言葉はこの記事で書いたように幅広い意味で使われていますが、私の考える定義の「投資家」はほとんどいません。

私の考える定義の「投資家」は尊敬できる人が多いです。

投資に臨む姿勢も何かしらポリシーを持っている人が多いですし、何よりどんな時も人のせいにしません。ある程度事前にいろんなことを想定して判断しているので失敗してもその後サイヤ人みたくより強くなって帰ってきます。

その過程や考え方は私たち一般人の参考になることも多いでしょう。

一方、ファッション投資家からは全く学ぶことがありませんし、彼らがカモとして狩られても全く同情の気持ちもわきません。自業自得。

テレビ局も「個人投資家」なんてテロップではなく、「カモ1」とかで出せばいいのに。

 

それでは、また

 

 

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