個別株投資家のジレンマ

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全体相場か?個別の動向か?

それが問題だ。

個別株投資を行っている個人の大半は、中小株投資をしていますよね?

「中小株」「バリュー株」「利益率の高い事業」のアノマリー効果はノーベル賞経済学者のファーマ教授らが3ファクターモデルで「まあ、それなりに正しいっぽいよ」と言っていることもあり、個人の投資法としては上手く機能しているように思います。

私自身、ファーマ教授らの小難しい理論を全部理解はしていませんが、自分で投資をやってきた実感としても小型、成長バリュー、ニッチ、高利益率の企業群は市場平均に対して大幅に上回る投資成果を上げているように見えます。(単純にリスクプレミアムが乗ってるからでしょという批判もありますね。要はこけたら即死ぬ企業に投資してるからでしょと。それは一部分では否定しませんぜ)

 

全体相場がアゲアゲ

さて、この記事で私は何が言いたいか?というと、個人投資家は中小型株に投資している人が多いという前提であると、最近の日経平均の大幅上昇の恩恵は薄いのではないか?ということです。

そう思う理由は、ツイッターなどでの個人投資家の反応や、ひふみの藤野さんのツイートなど色々な反応と何より自分の持ち株の成績(笑)から思うのですが、恐らく個人投資家はここ最近の日経平均のアゲアゲっぷりにはどこかギャップを感じていると思います。

(ひふみ投信藤野さん、参考ツイート)

 

株を買っていない人からするとニュースで「日経21年ぶり高値!」とか「22000円!」とかいう文言が踊ると、株式投資をやっている人は皆儲かってウハウハしているのではないか?と思うはず

先日、友人から「最近株上がっているらしいね。大儲けしているの?」と聞かれて、実際はここ一ヶ月の成績はマイナスだったので辛かったです。ああ、株辛い・・・

 

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個別を見るか?全体相場を見るか?

日経平均などの指数が暴落したら問答無用で全体が暴落します。

これは、これまでのマーケットを見ていればわかること。むしろ、日経平均の暴落の倍くらいの勢いで中小型株など吹っ飛んでいくことも多い。

さて、ここで問題。

「保有中小型株は、そこまで全体相場のような過熱感のない中、全体相場の暴落リスクが上がっているように見える時はどうするか?」

先に言っておきますが、この問題に明確な答えなどありません。「自分で考えろ!その上で納得のいく投資をしましょう」というのが結論ではあります。

ただ、この問題は常に個人投資家を悩ませる問題で、ずーっと考え続けなければいけない問題。だからこそ結論は決まっているけど自分ためにもここで書いてます。

現在、私の保有株も一部結構上がって割高だなと感じるものがあって、それこそ買値から200%とかに近いレベル。投資としては3倍になっている・・・つまり利益が結構乗っているので、もし売却した場合大きな譲渡益に対してこれまた大きな税金を取られます。

売却益に対する税金は結局いつかは取られるものですが、その「繰り延べ」は長期であればあるほど大きな差になり、投資結果に現れます。

ここで考えるべきことは、その「税の繰り延べ効果」と「短期的な暴落の可能性&その大きさ」を天秤にかけること。例えば、暴落がすぐに30%とか落ちるなら今すぐ売った方が良いという判断になりますが、来る来ると言いながら1、2年暴落が来なかった場合や、その暴落の大きさが10%くらいで済んだ場合はそのまま保有を続けて「税の繰り延べ効果」を享受した方が良いという判断になる・・・うーん、難しい。(トランプ大統領決定時なんて典型的。トランプで終わった・・と思ったところここ1年ダウもアゲアゲです。)

税の繰り延べ効果とは

1年目、 ①100万円の含み益    ❷80万円(利益確定、税20%)

2年目、 ①200万円(前年の倍)  ❷128万円(160万円の利益確定)

3年目、 ①400万円(同じく倍)  ❷205万円(256万円の利益確定)

4年目、 ①800万円(同)     ❷328万円(410万円の利益確定)

5年目、 ①1280万円(1600万円の利益確定) ❷525万円(656万円の利益確定)

こんな感じで同じ利回りならずーっと持っていた方が有利という話。

この例は少し極端なのは意図的です。

分かりやすいように元本無視して全額利益のみ表示していますし毎年利益確定&利回りが毎年倍になっているので差が大きくなっていますが、どんな時も原理は同じ。要は結局利益に対する税率は20%と同じですが、引かれた後の再投資金額が下がることが大きな問題になります。で、これが長期に渡ればわたるほど小さな差が増幅されることを強調したかった

あと、一旦売却しキャッシュポジションを多めにした状態で暴落が来たら買値が大きく下がることが考えられます。これこそバーゲンセール。それも合わせて上記の「税繰り延べ効果」以上にパフォーマンスが良くなると考えられれば一旦売るのも良いでしょう。

 



一緒に動かない

問題の根本は、日経平均などの代表的指数と中小型株が連動しないことにあります。これはあえてβが低いことを考えて投資もしているのである意味当然の結果なんですが、これが悩ましい。

私の現在の保有株も全体としてはそこまでの過熱感は持っていません。それこそ21年ぶりの高値!ってほどのインパクトのある過熱感ではないんです。(主力なんて2年以上横ばいです・・)

ここで売るべきか?という話は、「日経平均と同じくらい割高だよねー、ここは一旦売っておこうか」という感想がなければできない話。

「保有株はそこまで割高ではないと思っているし、長年の利益も乗っていて税金がキツイ・・・でも日経平均を見ると過熱感があるのでそのうち大きめな調整もしくは何かしらの暴落があるだろう・・・・その下落が3ヶ月以内に30%暴落とかなら今すぐ売る方が良いけど、その確率はどれくらいだ?」と堂々巡りが始まるのです 笑

私の結論はいつも通り「先は読めない。いつ?どれくらいの下落か?というのも分からない。だったら保有株のバランスや動向を見てそっちを重視するべきだ。」です。

短期的に利が乗ったものや金額的に大きくないものの売却や、現在キャッシュで持っているものはそのまま暴落待ちでいいでしょう。

または、30%超えの暴落待ちでそのバーゲンセールに備える(資産の下落も税金分で済む)為にキャッシュポジションを厚くする。等々色々な判断があります。

投資ブロガー的に言えば、今キャッシュポジションを厚くして直近の暴落を華麗に回避、恐怖のバーゲンセールで買い込む。そして、数年後市場回復した時は大儲けというシナリオを実現すると神になれると思いますのでそっちにベットしてもいいんじゃないでしょうか?そうなった時は沢山の人が持て囃してくれますよ。(別に神でもなんでもなく結局は単なる運である場合が多いですがね。事前にこのようなことは誰でも言えるのです。保有を続けるか?キャッシュにするか?はギャンブル。そこに確信のある判断はほとんどありえません)

一番大事なことはネット上で投資の神になることでも、短期的に大儲けすることでもありません。一番大事なこと、それは「長く投資し続けること」これです。人生レベルで言えば、誰にでも株式投資は圧倒的な利益をもたらすでしょう。そのための条件は長く投資し続けることの一点のみ。

この視点でいうと、直近起こりうる暴落も生き残れば御の字。死なないことが最も重要です。今、一番気にしなければいけないことは一撃死を避けること。そのリスク管理を徹底することです。

以上、今日も生き残りましょう。

 

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