格差社会を個人が生き抜く処方箋
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ここ最近、とかく「格差」が問題だ!と言われます。

「格差 日本」みたいなキーワードで検索すると漏れなく悲観的な記事のオンパレード!

曰く、

「日本は世界でも最低の格差社会だ!」

「日本の格差拡大ペースはひどい!」

「日本は典型的な格差社会でけしからん!」

とのこと。

皆嬉しそうに「我が日本の格差は世界に誇れるレベルである!」と言っています。

彼らは日本以外の国に住んだことあるんですかね?スラムとかその辺にある国に住んだ上で比較して言っているのでしょうか?

個人的には、街のそばにスラムがなく、多くの人が普通の家に住んで、ブランド物も持ってて、iphone持ってる国の国民が「俺たちの国は世界的な格差社会だ!」とか言ったら世界の国から怒られる気がしているんですが、そう思いたい人はそう思っておけば良いでしょう。

さて、世界最低か?は置いておいて日本でも格差が拡大していることは間違いないことです。そして、これからも格差は拡大する方向であるとも私は考えていますが、この記事では、「格差をどうにかしよう!」ってお話ではなく、「格差の上よりに留まるにはどうすれば良いか?」というお話しを書いていきたいと思います。

 

Contents

格差=リテラシーの問題

まず、格差拡大は世界的な流れです。

そして、この根本には今の世界を形作っている「資本主義」が鎮座しているので、「格差拡大を止めろ!」という話は「資本主義に代わる新たな経済を創造しろ!」という超デカイ話になります。個人的にはそんなラスボスを倒すために色々考える剛の者は嫌いではないですが、果たして真の勇者はどこにいるのか?(ちなみに「共産主義にしろ!」は解答になりえません。共産主義は超格差社会ですので・・・)

事実としては、人類はここ200年ほど資本主義に代わる経済体系は生み出せておらず、そう簡単に格差の問題は解決しないというロジックです。

そういうことなので、「消費税を止めて法人税を上げることで個人消費を刺激すればOK」とかいうお手軽な解決法が効果的とも思えません。

どうも、事実上総中流を達成した日本人だからなのか「また国全体が好景気になる!」「総中流よ再び!」ということを未だに真面目に期待している人が多数いるような気がします。国全体が好景気に沸き、バブルのような空気をもう一度体験させてくれる経済政策以外は成功とは認めない!と強く考えているようなのです。

「アベノミクスで株価は上がったが、自分には恩恵がない!何が経済復活か!」とか叫んでいるオジサンがいますが、オジサンも株買っていればよかった話。自分には恩恵がない云々は「自分は何も考えていませんでした!」と同義なことにいつ気づくんでしょう?

全国津々浦々皆が実感出来る好景気なんて今後ほぼありえません。あるのは、単発的で部分的な好景気だけ。

「国民に実感のある経済回復を!」とか演説している政治家さんを信じるのは勝手ですが、その実現プロセスまで説明がない時点でまゆつば物かな・・・と

 

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色々なリテラシー格差は経済格差に直結する

ここ最近、私のメルマガでも度々言及していますが、

今の時代は、自分で情報を収集し、処理分析し、判断する時代です。

誰かが貴方のために最適で確実な情報を提供し、その意味を解説し、間違いのない判断を促してくれるような世界ではありません。

要は「自己責任」の時代。悪く言えば情弱は狩られる時代。

大量の情報の海の中、自分で必要なものを得て、意味を解釈し、行動していかなければいけない。

リテラシーが低いと、美味しそうな情報を得たと思ったら中身は毒でした。ということになります。(毒を仕込んでいる人はこれまた大量にいる)

 

リテラシーって?

直接的には読み書き能力を指します。

個人的な基準では、

  • 情報源が信頼に足るか?
  • 情報源が偏向していないか?
  • 自分の情報を得るフィルターが偏向していないか?
  • 情報の裏が取れるか?
  • 応用ができないか?
  • それは本質か?

などを考えられない人はリテラシーが低い人。

で、このリテラシーは各分野に存在していて

見ていると結構偏っている人も多く、ある分野ではリテラシーが高いのですが、別の分野ではほとんどリテラシーがない場合もあります。

以前記事にした、「プロブロガー VS 個人投資家」もこれに当てはまりますね。

「ビジネスで稼ぐ=経営リテラシー」と「お金を運用するリテラシー」がぶつかり合っています。

結構このような例は多くて、ビジネスリテラシーがある人ほど金融リテラシーがない場合が多いですし、 ITリテラシーがビジネスや金融リテラシーに応用できている人も少ないです。

同じ投資分野においても、不動産投資家は株式投資を全く理解していないことも多く、全ての株式投資家はトレーダーだと誤解しています。

 

好奇心と批判的精神

考えている以上に分野を超えたリテラシーを持つことは難しいのですが、これからの世の中を考えると出来る限り広い分野のリテラシーを持つべき。

そもそもリテラシーを持つことは、自爆やエラーを防ぐことに主眼があります。

つまり、「知らないうちに大損しないため」にリテラシーが必要になるのです。

自分の知らないうちに大損していては、格差社会の下一直線なのは明白。

格差の上に留まるためには、損をしないことがまず第一になります。

そして、リテラシーを生かして他分野への応用などでプラスを生むことができれば更に上が狙える。

このブログを読んでいる人が実感しやすい例として、金融リテラシーを持たない一般大衆が知らないうちに大損している例はすぐに思い浮かぶでしょう。

同じエラーがITリテラシーにもありますし、ビジネスリテラシーにもあります。その他の分野でもたくさんあるでしょう。

それらを沢山知って、出来る限りミスをしない、知らない損を減らすこと、これが格差の上に留まる上で大事なことになります。

で、あらゆる分野でリテラシーを持つためのコツですが

それは、好奇心と批判精神を持つこと

自分の知っている分野だけで他分野を判断してはいけませんし、新しい分野で得たことをそのまま鵜呑みにすることも危険。自分なりの判断基準を持ってバランスをとる必要があります。

 



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金融リテラシーは応用が広い

個人的にですが、金融リテラシーは他のリテラシーへ広がる可能性が高いと思っています。

特に、株式への長期的な投資は企業を見ますし、新しいテクノロジー、世の中の流れ、国際情勢にも注目することになるので、好奇心の赴くまま色々調べていけば勝手に他分野のリテラシーが手に入ることになる。

逆に、金融リテラシーに関して他分野から学ぶことはとてもハードルが高い気がします。これまでの経験上、他分野で優秀な人でも金融リテラシーがうんこで、そもそも学ぶ気がない、下に見ていると言うパターンが非常に多かった。

勤労の美徳なのか、投資界隈は怪しい&卑しい業界と思っているのかは知りませんが、この点金融リテラシーを元々持っている人はとても有利だと思いますね。

 

まとめ

以上、リテラシーを持つことは今の時代(格差社会)を生きる上で必須の能力です。

その理由は、勝手にミスをしないため、知らない大損を回避するため。端的に言えばディフェンスのためにリテラシーは必要になります。

そして、金融リテラシーはその中でも最重要分野のリテラシーであり、他分野への応用にもなるリテラシーだと私は思っているので、まずここから学ぶのが効率が良いでしょう。

それでは、また

 

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