「自分の場」を作る効能。自分を発信しよう
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問題です。

今後、正規雇用が増えるでしょうか?減るでしょうか?

 

・・・・・答えは、「ほぼ確実に減ります。」

将来、世界的に人口減になるのでこれからは人材の価値が上がり、全体賃金も増えると予測している人がいますが、正気でしょうか?

この論は、一部にしか当てはまりません。

つまり、「価値を生める人」の賃金は今後はより希少性を持つので上がっていきますが、誰でも出来る、もっと言えばロボットに出来るようなことしか出来ない人間の賃金は下がり続けます。というか、そんな雇用はなくなります。

ここが勘違いされがち。

「将来、移民の奪い合いになる」

これは確かに起こるかもしれませんが、移民なら誰でもいいわけではありません。「優秀な」「価値を生む」人間の奪い合いが起こるのです。

私たちは、基本的に「人件費」は高コストであることを自覚すべき。それより安く済む手段があればそちらが採用されます。「人間の労働力」を評価されるのではなく、「単なる労働力」でしか評価されません。

 

例えば、一昔前であれば「電話交換手」。比較的最近であれば「アマゾンの倉庫をローラーブレードで集荷するような人」が淘汰されました。いくら人が余っていようが、最早そんな雇用は生まれません。

 

 

 

日本企業とアメリカ企業の差

日本企業とアメリカ企業の差はどこにあるでしょう?

google、amazon、appleなど世界的企業が出続けているのが、アメリカです。

一方で、日本企業で世界的企業と呼べるような企業はあるでしょうか?

トヨタは確かに大きいですが、上記のアメリカ企業ほどの存在感はない。

 

それぞれの違いを端的に言うと、「大きな固定費を保有しているか?」ということになると思います

例えば、「工場」や「人」ですね。

日本は長らく「もの作り」文化であり、工場や技術や人材を保有し「良い製品を安く大量に生産すること」で大きな価値を生んできました。

対して、今世界的企業になっているアメリカ企業は、大きな固定資産を保有しません。(ちなみに私が保有している「あいHD」もアメリカ的な工場を持たないファブレス企業です。だからこそ身軽で利益率も高い)

サービスや企画、開発に特化し間接部門などの「売上」に直接関係しないものは外注に出す。

製品はOEMなどで世界の工場の生産力を分散して使っています。保有するのは価値を生む為に必要な販売網や技術情報や特許などのソフトのみ。

証拠に、最近のアメリカの企業業績の向上に対して雇用は大きく増えてません。

雇用を必要とせずにアメリカ企業は業績を伸ばしているのです。

 

これはどちらが良い悪いではありません。

日本型経営の方が上手くいっていた時代もあります。

ただ、時代に合っているかどうか?で言うと大きな固定資産を保有することは移り変わりの早いこの時代には少し合っていないのではないか?と思われます

日本企業は、これまで出来る限り雇用を守ってきました。だからこそ世界の先進国の中でも比較的失業率が低く抑えられています。

しかし、今後もこの水準で雇用が維持されるか?ましてや賃金は上がるのか?は未知数。

どちらかというと個人的には、賃金は下がるし、雇用も維持出来なくなる、もしくは正規→非正規になっていくと思います。

 

 

自分を発信することは保険になる

私の主張は、上記を踏まえて「非正規」を前提に対策しておいた方がいいんじゃない?という提案です。

大企業に勤めていようが、JALやシャープ、直近だと東芝みたいに将来何があるか分かりません。

突然リストラ、会社倒産ってことは全然ありうる。

 

じゃあ、どうすればいいの?ってことなんですが

簡単に言えば、「自分にしか出来ないことを磨きましょう」となります。

誰かに代替出来ることはすぐに価値を失います。そこは今までもレッドオーシャンでしたが、これからはもっときつくなります。

そして、「自分にしか出来ないこと」とは”何か資格を取る”とか”手に職を”とかではありません。

そこは超レッドオーシャン。

というか、前述の「優秀な人」もマニュアル化できる仕事の延長にいる人は等しく同じ運命になるはずです。

どこまでいっても時給働きで安い賃金で働くことになる。

そんな仕事は、簡単にお金にはなるかもしれませんが、対価としては低いですし色んな意味で消耗します。

 

今のところロボットに代替出来ないことは、「人間的な創造的飛躍」や「人の感情を動かす」ことだと考えられます。

要は「その人独自の視点やアイディアや感情」です。

これをはっきりさせる。

そして、それを発信する。

 

これを実践した超有名どころは、ジョブズや本田宗一郎とかですかね。

「そんなメジャーリーガーの話されても・・・」と思うかもしれませんが、現代は小さくともこれが出来る時代だと私は考えています。

今思いつく分かりやすい例を紹介しましょう。どちらもブロガーさん?だと思います。

 

真顔日記
真顔日記

 

 

 

記事一覧 - 今日はヒトデ祭りだぞ!
ヒトデ祭りだぞ

 

 

 

どちらも日々誰もが目にする出来事を”独自の視点”で切り取り、とても面白い。

仕事も普通にしているようです。

彼らは、ただ自分が面白いと思うことを読者を楽しませる為に書く!を実践しているように見えます。

読んでみると分かると思いますが、誰でも書けるようでいて、実はパクるのは困難です。

 

このような自分の価値観や視点での発信は、いざ自分一人で社会に放り出された時の保険になります。

そして、どんなにニッチな価値観でも本気で自分の価値観を発信すると必ず賛同者が現れるんです。

サラリーマンで働いていながら、仕事とは別で自分を発信する。

別に私はブログやアフィリエイトで稼ぎましょうと言いたいのではありません

いざという時のために自分の場所を作っておく。

自分のやりたい事や価値観を明確にしておき、その発信力を鍛えておく必要性を主張しています。

現在、一般人にとってコストがほとんどかからず世界に発信する事ができる手段がブログだというだけです。

先日の記事にも書きましたが、何かを定期的に発信するようにしておくと「脳」にもいいですし、何より自分の思考が整理されるので、自分にとって大事な事や希望、目的など諸々が明確になり効果的に生きる事も期待できます。

これは、1年半ほどブログを更新し続けて私自身実感している事でもあるので本当にオススメ。

発信の練習をしていないと、自分の意見や主張がぼやける。自分なりの視点も意識しづらい。

それでは来るべき時代には不利だろうな、と個人的には強く思います。

 

以上、自分に場所を作るといいですよー。将来何かあった時の保険になりますよーという話でした。

 

 

 

 

 

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