グローバル化ってなんだ!?(縛られないで生きよう)
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本日は、「グローバル化」について

「グローバル化」という言葉自体は、細かい部分では色んな意味で使われていると思いますが、この記事では「ボーダレス化」とほぼ同義と定義します。

「グローバル化=ボーダレス化」つまり「境界の消失」という理解です。

現在の世界は基本的に主権国家態勢なので「境界のある世界」

だからこそ今、色んな軋轢が生まれています。

あ、別にこの記事でアナーキズム(無政府主義)を主張したいわけではないので誤解なきよう

 

Contents

グローバル化は自然現象みたいなもの

では、「グローバル化」とはなんでしょうか?

誰かが意図して推し進めている運動なのでしょうか?

経済の理論で資本のより増大する方策として選択されているのでしょうか?

世界市民の理想から発した思想でしょうか?

発展途上国と先進国の対立でしょうか?

・・・そして、「グローバル化」は拒否できるのでしょうか?

 

私の理解では、ローバル化」とは自然現象のようなものという理解です。

つまり、誰かの意図で推し進められているようなモノではなく、全ての人が拒否できない、避けられない現象です。

グローバル化の本質は「あらゆるモノの移動する力、移動させる力の増大」です。

 

「ローマの街道」から現代のamazonやgoogle、appleに至るまで・・

人類は歴史上、この「移動する力、移動させる力」を新たに開発した国や人が世の中を支配してきました。

信長は、堺において商人の行き来を自由にし「移動する力」を増大させたから小国に似つかわしくない経済力を握りました。

「全ての道はローマに通ず」のローマ帝国も街道を整備し、人の往来をしやすくし繁栄しました。

amazonは、モノの流通する力を増大させています。

googleは、情報の移動する力を増大させています。

appleは、人の情報処理の力を増大させています。

分かりやすい例で言えば、「車」や「航空機」などもそうですね。

人が作る新たなテクノロジーや発想、システムは、基本的に「移動する力、移動させる力」の増大に向かいます。

現代が、「グローバル化」の時代と言いますが、それは歴史上当たり前の現象で有史以来人類は「グローバル化」しているんです。

ずーーっと継続してきたことなので、これは避けられません。

 

固定化、執着は邪魔

これまで、あくまで国家の枠内での「移動力の増大」だったのですが、その勢いが既存の主権国家態勢と相反するレベルまで来ているのが現代です。

そして、全てのモノが同時にグローバル化(ボーダレス化)するわけではなく、その特性によって順番があります

例えば、「情報」や「金融」など形のないモノはすぐにグローバル化しますね。

今や「情報」は容易に国家の枠組みを超えます。(中国や北朝鮮のような特殊な国は除く)

「金融」も容易に世界を駆け巡ります。だからこそリーマンショックは世界中に大きな打撃を与えました。

現在の金融は世界中で絡み合い、小さな金融機関の危機がバタフライ効果よろしく巨大金融機関や国家にまで危機に陥らせます。

(参考「銀行はなぜ潰せないのか?」)

商品など形あるモノも今やグローバル化(ボーダレス化)が顕著です。

そして、企業も同じ。

現代の巨大グローバル企業は真の意味で世界に散らばっており、本社がどこだろうが、その企業の本質はもはや国の枠を超えています。

「人」の行き来も当然昔と比べて移動力を増しています。

移民の問題も当然、移動力の増加の結果ですし、他国の情報が容易に手に入るようになったからこそ行動につながってもいるとも言えます。(以前の東ドイツや現在の北朝鮮の国民のように情報をシャットダウンされると、外の世界を知らないので移動しようとも思いません。この視点でも共産主義のやり方は時代に合っていませんので上手くいくわけがない)

 

この点、日本は世界でも「グローバル化」に抵抗している国です。

世界の多くの国と比べても日本はグローバル化のスピードが遅いと感じますね

その原因はおそらく「島国」であり「ほぼ単一民族」であること、そして「日本語」にあると思われます。

(この論点も書くと長くなるので、言及に留めときます。)

 

以上、長々書いてきましたが、要はグローバル化には抵抗できないので、私達一般庶民はどう行動すれば時代に合った生き方ができるか?ということをここでは書きたいんです。

簡単に連想すると

「グローバル化」→「移動する力の増大」→「変化の増大」→「不安定化」

となります。

今後は、同じことを繰り返していてはどんどん不安定になるでしょう。

「何かに固執する。」「しがらみから逃れられない。」「頑固」

みたいな人は、今後生きづらくなると思われます。
(参考、「損切りは人生レベルで必要」)

生きやすいのは、どんどん変化していける人、こだわりの無い人、チャレンジ出来る人、でしょう

この視点でも、「持ち家」は時代にあっていないと考えられます。

家を所有し、その地から動けなくなり、資金的にも縛られる。

あらゆる点で「移動する力」を減退させます。

それよりも「賃貸」で変化の時期やその時の環境で住むところを変える方が、「安定」に繋がるはず。

(参考 「安定したいと思えば思うほど不安定になる時代」)

 

まとめ

「グローバル化」は回避不能です。

自然現象なので諦めましょう。

それよりも、自分はその環境でどういう選択をするのか?が大事。

そして、その処方箋は記事で長々書いてきました。

「変化を受け入れる。」「これまでの価値観では一見不安定な選択も考慮する。」「考え方もライフスタイルも柔軟にする」「拘りを弱める」

などなど。

 

「殻に閉じこもる個人」

実は、「グローバル化」の影響で「情報量」が増えましたが、皮肉にもそのせいで人は「判断」出来なくなってきています。

「情報」が増えすぎた結果、人は思考停止に陥るのです。(外部参考記事

本来、情報が多いということは、可能性が広がったということです。

しかし、人は広がりすぎた可能性の前にキャパオーバーに陥り、逆に自分の殻に閉じこもるようになりました。

自分の狭い世界を充実させるツールも手元にあります。(そう、スマホですね)

(これも全部書くと長くなるので、簡単に触れるだけにします)

私達は、スマホのおかげで自分の興味のある世界に閉じこもることが出来るようになりました。

現代人は恐らく昔の人より変化を嫌います。外の世界が怖いのです。変化が怖いのです。

この傾向は私達にすべからく起きていて、私自身気がつくと自分の世界に浸っています

まず私達の出来ることは、この現象に気づくことですね。

「自分の世界に閉じこもっていないか?」と

「他の価値観を見ているか?」と

自分に問いかけながら、選択肢が目の前に現れたらあえて「変化する方向」へ行くことだと思います。

そんなことを意識して生きて行くと、時代に合った人になれると思います。

 

 

では、最後に色々な情報を自分なりに組み立てて未来の予測をする方法を教えてくれる本を紹介したいと思います。

この本に書かれているように時代の変化、根本的な動機は何か?ということをロジックで推測したり説明したりする訓練をすれば、けっこう面白い世界が見えてきます。

そして、その世界は他人には見えてないことが多い。

合っているか合っていないか?は未来にならないと分かりませんが、そんな思考訓練をしていくと精度は上がるでしょう。

誰かに答えを教えてもらうのではなく、自分で考えてみる癖をつけることをオススメします。

 

 

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