「円」に一極集中投資をしている日本人(武士orギャンブラー?)
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こんばんは、imoekatです

今日は「日本人の資産配分」について

一般的に日本人の資産は「現金」「預金」「不動産(自宅)」「国債」「投資信託、株を少々」みたいなものではないでしょうか?

こちらをご覧下さい

資産配分データ

このデータを見ると日本人は実に80%以上の資産を元本保証の資産で持っていることになります。

いやいやいや、保守的過ぎでしょう・・

更に何度もこのブログで言及していますが「元本保証」てそんなに良いものではないんですよ

今日は、少し別の視点から書いてみたいと思います。

 

貨幣=バブル的

まず基本から抑えます。

”元本保証=現金(円)を減らしたくない”ということだと思いますが、その現金(円)の価値は不変ではないということにあまり注意を払ってない人が日本では大半です。

「貨幣=紙とインク」で出来ていますが、それそのモノに価値はありません。

貨幣とは、簡単に言うと「信用」で成り立っています。

トートロジーですが、世の中の人が「円」に価値があると考えるから「円」に価値が付与されるのです

ということは、価値は人の頭の中にあります。実態のあるモノではないのです。

ゆえに簡単にそれは変化します。

具体的に言うと、永久に100円でコーラが買えることは担保されていないということ。明日、コーラ一本200円必要になるかもしれませんし、明後日一本1000円になるかもしれません。

 

バブルという言葉と一緒に「信用収縮」という言葉を聞いたことはないでしょうか?

バブルが弾けるとは、過度に信用されていたモノが「あ、やっぱりそんなに価値が無かったー」と皆に思われてその信用が無くなった時(収縮)に起こります。

貨幣も原理は同じ。信用で成り立っているので皆が「あ、そんなに価値なかったんだ」と気づいた時収縮します。

ハイパーインフレってやつですが、ジンバブエとか有名ですね

 

日本人はある意味ギャンブラー

「元本保証=価値の保証」ではありません。

「元本保証=貨幣の量の保証」です。

結局、貨幣そのモノの価値が減ってしまえば貴方の資産は守られません。

以上を踏まえると、

日本人は「円」に一極集中投資をしていて「元本保証」により余計な手数料を払いますが、「価値」の保証は無い上に非常にリスク的に偏った資産状況ということが言えます。

これの裏の意味は「日本という国と心中上等!!」です 笑

真に愛国的な意味で自分がこの国を絶対なんとかする!という気概の下の決断なら天晴れですが、今の日本人にそんな気概のある人はいないでしょう

私も考えたくないですが、日本が終わる・・そこまで行かなくても経済面で大きな苦境に立たされる可能性は今後あるでしょう

そんな時、「円」への一極集中は同時に貴方の資産も同じ運命を辿ります。

 

競馬で言えば、オルフェーブル(歴代最強レベルの馬)以外対抗馬がいないレースでオルフェーブル単勝に全財産を賭け続けるようなものです。(分かりづらい)

ほぼ毎回勝つんですが、万が一・・が常に付きまとう

ギャンブルを外から見れば「そんなリスクの高い・どこかで負けるよ」と分かりますが、日本人が資産においてやっていることも本質的には変わらないんですよ。(日本はそう簡単に倒れませんが、どうなるかは分かりません)

投資対象も分散すべきだし貨幣も分散すべき。更に損を出した時のクッションになる程度の利回りも求めるべきです。元本保証はジリ貧になるだけ

 

以上、「元本保証」「円」「貯蓄」が大好きな人は一度よく考えてみて下さい。自分は日本を背負って立つ武士なのか?危険なギャンブラーに過ぎないのか?を

では、また

 

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