読書をすると頭が悪くなる?
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こんばんは、imoです。

本日は読書について

私自身は本を良く読みます。

そして、読書はとても有益だと感じています。しかし、見方によっては読書をすることは有害だという意見もあるのはご存知でしょうか?

 

Contents

自分の頭を使っているかどうか?それが問題だ

本は、その中に著者の知識や経験を体系的に詰め込んで”あるテーマor主張”を読者へ伝えようとします。

つまり、他人の頭の中の知識や経験の要約が本の中身であるとも言えますね。

自分の中にはない他人の知識や体験を簡単に得られるとしたらそれはとても有益だし、読書数が増えて知識が増えていけばより物知りになっていきます。

ここまでは良いことです。

しかし、ここで問題にしているのは「物知り」になることではありません。

 

頭が良いということ

まず、定義しなければいけないことがあります。

それは、何を持って「頭が良い」とするか?

そして、読書によって鍛えられる「頭の良さ」について。

学校での学力においては、知識量が問われることが多く、上記の「物知り」であることも「頭が良い」と評価されます。

では、知識量が多い雑学王は「頭が良い」と言えるのでしょうか?

 

・・・なんか違う気がします。

「記憶力(知識量)が良い」「頭の回転が早い」「洞察力がある」「論理的思考力がある」

などなど、「頭が良い」と言われることにも色々な側面があります。

学校における学力は主に「記憶力」と「論理的思考」を試されるように思います。

確かにこれらも「頭が良い」の一部ですね。

そして、他の側面は

  • よくモノを知っている
  • 物事の理解が早く、整理されている
  • 頭の回転が早く、論理の展開がスムーズ
  • 人が気付かないことにフォーカス出来る(新しい視点)
  • 自動的に効率的な行動をとれる
  • 関係ない物事を繋げられる
  • 物事を深く考えられる

みたいな感じですかね。

まとめると「頭が良い」とは、上記を総合して出てくるアウトプットから感じる印象です。

インプットだけでは意味がありませんし、単純に「物知り」だけでも足りない。

もし、「読書で頭が良くなる」ということを単なる知識の増加と捉えるなら全く的外れだと言わざるをえません。

 

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読書で鍛えられる「頭の良さ」

私が考える読書で鍛えられる「頭の良さ」は、「論理的思考力」と「洞察力」「深く考える力」です。

副次的に「知識」もつきますが、これは枝葉。

読書で鍛えられるのは、文章の流れやポイントを整理する論理的思考力と、抽象的な事柄と具体的な事柄を行ったり来たり出来る洞察力。そして、提示されたテーマを元に自分で深く物事を考える力だと思います。

これらを意識して読書をするなら、頭は良くなると私は思います。

 

読書で頭が悪くなるパターン

では、頭が悪くなるパターンの話。

それは上記のことを意識せず、単なる知識を得る意識で本を読む時です。

最悪なのは、著者の言うことを字面のまんま信じて自分の頭で考えることを放棄するパターン。

こんな本の読み方では多分頭は悪くなります。

この読み方は気持ちは良いんですよね。お手軽に新たな知識を仕入れて人にお手軽に話せば自分の頭が良くなったように錯覚します。

これだと確かに表面的な知識は増えていきますが、その中身の理解がないですし、自分なりの洞察もありません。

その本のテーマを元に抽象化して、別のテーマとの横断的な共通点や新たな視点に気づくこともないでしょう。

大事なことはその先に展開する自分なりの思考と、そのアウトプットです。

たくさんの本を読んでも、その時に物を知った気になって自分の頭で考えない人はすぐに内容を忘れると思いますし、頭は全然鍛えられません。

[頭を鍛える読書の仕方のヒントを得られる本]

 

読む本にもよりますが、「知識を仕入れる」という視点でこれまで本を読んでいた人は、とても勿体ないことをしてきたと思います。

ちなみに、多くの人にとっていわゆる速読では頭は鍛えられません。

あれは概要を知ってお手軽に知識を得る方法だと思います。(速読のレベルにもよるみたいですが、一般的に言われているヤツはそんなもの)

速読は雑誌や最近たくさん出版されている自己啓発やお手軽ビジネス書のような単純に知識を得る為だけの本に使用するものです。

 

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「頭を良くする読書」は結構大変

もし、読書で頭を鍛える目的なら精読が必要です。

読む本も簡単に読み通せないような本にチャレンジする必要があります。当然、これは結構シンドイし時間もかかるもの。

簡単に読める本は楽しい趣味の読書で、頭を鍛える目的の読書は少し覚悟がいると考えましょう。

 

でも実行するメリットは沢山あります。

ちゃんと自分の頭で考えられると、自然と記憶力も上がりますし、人に話す時も他の物事と横断的に整理して話せるようになります。別の本で学んだことを応用して論理展開もできるようになるでしょう。

ちゃんと読書できれば、知識の横と縦のネットワークが強くなり、さらに深く思考できるようになります。

お手軽読書では、これが縦だけで横の繋がりが薄く時間とともに消えていくイメージ。

あなたも、頭を良くする読書を目指しましょう

 

 

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