元本保証の意味(安定の対価) 
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安定の対価

こんばんは、imoekatです。

今日は、「安定の対価」についてです。

安定=コントロール=限界=搾取です。

間をすっ飛ばすと 「安定=搾取」に繋がります。

1つずつご説明しましょう。

1 「安定」 人は安定を求めます。生存欲求からくる根源的な欲求なので仕様がないっちゃ仕様がないです。私にも当然安定の欲求はあります。しかしながら、必要以上に安定が大好きな人が日本には多すぎます。(仕事でも正社員の方が価値がある。)(投資でも元本保証じゃなきゃやりたくない。)どちらも安定を前提にした要求ですね。

2 「コントロール」 安定を求めるならリスクを把握しコントロールしなければいけません。コントロールするには人手がいります。当たり前ですが、誰かがコントロールしているのです。ここにコントロールする為の費用が必要になります。

3 「限界」 コントロールされたリスクから生まれる利益は自ずと限界が生まれます。出来るだけ損をしない方策を求めた結果は利益も限界が低いとこに現れます。

ここまで良いでしょうか?

安定を求めると自ずとリターンも限界が生まれ、その安定を実現する為にコントロールの費用がかかるのです。

ビジネスで言えば、正社員の地位は安定があります。しかし、時間も場所もコントロールされます。組織で動くことが前提なので、個人でどれだけ成果を挙げてもリターンに限界があります。

更に言うと、組織において個人の成果に関しての正当な評価は不可能です。他の社員とのバランスもあるし企業は個人をコントロールする為に沢山の費用を出しているのでそれを全体の利益から回収しなければいけません。ある一人の人が利益を上げたところで平均すると会社にとって個人のコストは一緒なので利益も平準化します。その代わり平均より成果を挙げられない人の地位も確保されており、ある程度の収入も確保されています。ですので、分かり安い指標を作らざるを得ません。それが時間給という考え方です。「これだけの時間働けばこれだけの給料をあげます。」と。時間給である限り、1日24時間という時間の制約がありますので収入にも限界がありますよね?その限界を超えた個人の生み出した収入は企業が搾取しているのです。

投資においても、安定を求めた投資は銀行の預金のように残りカスのような金利しか得られません。これはここまで説明してきた流れと同じです。誰かがコントロールしリスクを小さくした結果リターンも限界が出来て超過利益はコントロールしているモノに搾取されています。銀行預金では、銀行が搾取しています。証券会社では、証券会社が搾取しています。投資話を持ってくる人はその人が搾取しているのです。ここに面白い構図がありまして、投資は勝つか負けるか分からない分野ですが、この分野で搾取しているモノ達は、確実に勝つ定期収入(手数料)という部分から利益を挙げます。

そうです、彼らは投資ではなく手数料から利益を挙げています。つまり、マイナスは絶対ない上に定期的な固定収入という最高の収入源を確保しているのです

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リスクを取る者

ここで、1つ耳の痛い真実をお伝えします。

この世の中は今も昔も「リスクを取る者によって成り立っています」

安定を求めるものしかいなければたちまち経済は硬直し大不況に陥ります。リスクを取らないと利回りも無いからです。

歴史的にもチャレンジしてきた人、他と違う行動をしてきた人、が歴史を作っていますよね?

そんな歴史的人物やヒーローになれという意味ではないです。ただ、安定に過度に信頼を置きすぎると自分自身も停滞し気づいたら手遅れなほど成長も価値もない人になってしまいます。

その上、基本的に搾取される側に回ることになるので、色々な面で不利になります。そして、これの怖いところはこの搾取に本人は気づかないということです。本人は安定堅実に自分は間違っていないと思っています。しかし、本来得られるべき利益を放棄していることすら想像できないのです。すこしリスクを取り、物事に取り組めば何倍もの正当な利益を受けられたかもしれないとは微塵も考えないのです。

ある本に日本はこの20年ほどほぼ経済的に成長していないと書いてあり、その原因はリスクを取る日本人は減ったからだと断言していました。

明治、大正時代の日本人はアグレッシブです。リスクを取ることが普通でありそれが人生でした。だからこそ鎖国から20年30年で沢山の分野で世界と肩を並べるほどの国に成長したのです。当時の世界は日本を舐めていましたが、色々な面で驚かされています。まさかソ連、清に勝てるとは・・・

これは私も当時の日本人がリスクを取り活気のある社会を作り世界という目標となるべき対象がいたからだと思います。安定を求めるところに大きな成功はないのです。

私も安定が大好きな現代人ですが、大きな怪我をしない範囲で少しづつリスクのある行動をしようと意識しています。そこに素晴らしい成果があることを期待して。

 

 

では、また。

 

 

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