安定したお金持ちになるための条件
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本日は、【お金持ちについて】

この世に生きる人間の大半は「お金持ちになりたい!」と思っていることでしょう。そして、一時的にお金持ちになりたい人はいなく、出来れば永続的にお金持ちになっていたいと願うのが人情。

宝くじとかで一発当ててお金持ちになったとしても数年後元に戻ったのでは意味はありません。むしろ、贅沢な暮しを経験したことによる弊害も考えられます。

似たような話で最近は「仮想通貨!」ちょっと昔なら「FX!」伝統的なもので「株式!」等々で一発当てて大儲けした!・・・・投資界隈では、そんな話はゴロゴロしていますよね?

一時的に夢のお金持ちになる人は結構います。しかし、それを持続出来る人は限られているのです

 

Contents

バブルに躍る成金

私の親の実家は漁師でした。

今回、約20年ぶりに親の実家へ行ったところ、家は建て替えられており、裏手には大きな倉庫と加工場、加工機械、船等の設備投資もバリバリにして、ケルヒャーやダイソン製品が無造作に置かれておりました。

極め付けは、デラックスな特注仏壇と巨大な墓です。仏壇は「寺か?」というくらいの大きさと豪華さで圧倒されましたし、お墓は3畳はありそうな広さで彫刻が刻まれ、墓のてっぺんは高すぎて手が届きません。

そして、驚いたことにうちの墓が特別ではないのです。周りのお墓もデラックス仕様で競うように豪華な墓、墓、墓・・・

「なんだこりゃ・・・」と私は思いました。

その後に親から色々聞くと、どうもこの地域の漁師はここ数年バブリーであるらしい

 

最強の参入障壁と安定したストックビジネス

理屈はこうです。

ホタテの養殖技術の確立と、中国をはじめとした海外需要の高まりからこの地域の漁業権を持つ漁師には、毎年数千万円の配当が自動的に入ってきて、それプラス自分達の漁獲量に応じた収入があり毎年ウハウハだとのこと。

そして、漁業権は承継制度を取っており代々継ぐことで維持できる権利であり、新たな参入はほぼありえないとのこと。

つまり、大きく儲けられるポジションを保持する権利を有しておりそれを脅かす存在もいない状態。これ最強。しかも海外需要は伸びておりまだ勢いがある状態です。株があるなら買いたいところ(笑)

ということで、この地域の漁師さんはバブル状態。毎年車やテレビを買い替え、家もデカくなり、設備投資もバリバリ、墓も競ってデカくなるのも道理。

しかしながら、この成金タイプは消費や本業の設備投資は旺盛な反面、貯蓄等はユルユルで将来のことは考えておりません。

来年も同じだけ収入があり、それが永続すると錯覚しています。

 

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フロータイプとストックタイプ

お金持ちのタイプはざっくり3種類あります。

  1. フロータイプ
  2. ストックタイプ
  3. 両方兼備

 

1フロータイプ

月々の収入が多いが貯蓄等はないタイプ。収入から支出の流れが高速で回っており、消費が派手で生活も贅沢になるタイプです。

上記の漁師は典型的にこのタイプ。毎月、毎年の収入が大きいのでそれを消費しても問題ないと考えています。

更に、世間一般&金融機関がイメージし評価するお金持ちもこのタイプ。

いわゆる「年収が高い」と言われる人がここです。

金融機関も年収を評価してお金を貸します。貯蓄や有価証券でいくら資産を持っていても(不動産は除く)金融機関はお金を貸してくれません。

分かりやすく言うと、

「年収400万、大手勤務。貯蓄10万円のAさん」と「年収200万、自営業。有価証券5000万のBさん」では、Aさんに金融機関はお金を貸します。

それほど、フローが安定している(と思われている)ことは”世間の信用”に繋がるのです。

しかし、このフローの収入がどれだけ安定しているか?はその中身を見てみなきゃ分からないのが本当のところ。

一般的に高年収ほど不安定です。外資系の高年収サラリーマンはその地位をいつまで維持できるのでしょうか?多いパターンですが、仮に転職や独立をしてその年収維持をいつまで続けられか?は未知数です。

漁師の場合も、環境が変化するリスクは考えておくべきだと思います。

例えば、海が汚染されるリスク、海外の需要が急減するリスク、何らかの理由で養殖が上手くいかなくなるリスク、等々何かあれば一発で収入は激減する可能性があります。

 

2ストックタイプ

このタイプはフローは小さいけど大きな資産を持っているタイプ。

さっきのお金を貸してくれるのはどっち?の例で言えばBさんの方

このタイプは、ストックを大きくしそこからの配当を大きくしていくことを目的としています。常に収入>支出とし、浮いた分を更にストックへ組み入れることに満足を覚えているので月々の生活も質素なことが多く、フローは少なめ。

生活は質素で派手さがなく一般的なイメージでも、金融機関からもお金持ちと評価されずらいタイプです。(不動産タイプは金融機関も評価する)

しかしながら、永続性という視点で言えばこのタイプはフロータイプよりも有望です。更に、優秀さ、要領の良さが高いレベルで求められるフロータイプに対してこのタイプは誰でもなれます。質素倹約、現実的な投資行動が必要な能力です。

支出を悪と考えがちなので、大崩れすることもないでしょう。

このタイプの勝ち組は、投資能力に優れたタイプです。

いくらストックを積み上げてもそれが新たなお金を生まなければほとんど意味はありません。要はお金を働かせることに秀でていることが必要になります。積み上げたストックから大きなフローを生むことに繋がれば、次の3へ移動できます。

 

3 両方兼備

当然ですが、このタイプが最強。

大きな年収があり、その余剰分でストックを積み上げ、ストックからと人的資本(労働)からの両方から大きなフローを生むタイプです。

この領域に行ければ永続的にお金持ちとなれるでしょう。仮に労働フローが途絶えてもストックからのフローは維持されますし、そもそも大きなストックがあればそれ自体がセーフティーネットの役割を果たします。

逆に、ストックを大きく毀損することがあっても、労働フローが多ければすぐに毀損分をカバーできます。

 

一番不安定なお金持ちは?

当然1の「フロータイプ」です。

毎年消費で使い切り積み重ねるものがなく、労働収入が途絶えたり、激減したりした場合一発で破綻を招きます。

私の親の実家も、今は良いかもしれませんが常に一発破綻の危険性が付きまといます。個人的には、収入の一部でもストックへ回し優良不動産や別の事業、または有価証券を保有する方向へ転換した方が良いよと言いたいですが、このタイプは聞く耳持たないでしょうな・・・長く現在最強であるビジネスが続くことをお祈りしておきます。

ということで、安定したお金持ちになるためには「フロー」も「ストック」も両方意識した方が良いという話でした。

どちらかだけでも永続性は落ちます。特にフロータイプのお金持ちはある意味ピンチですが、ストックへ意識を持っていければ大きなチャンスを持った状態といえるでしょう。

ちなみに、ストックタイプでもそれを運用出来なければそもそもお金持ちとは言えませんので、単純に貯蓄だけして溜め込んでいる人は反省しましょう。

それでは、また

 

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