2015年11月「あいHD 3076」再びテンバガー(株価10倍)へ
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こんばんは、imoekatです。

本日、終値で初めて3100円を越えて私の「あいHD」初購入から10倍になりました。

この前は終値ではなかったので、今回こそが本当と言う感じ

うーん、感慨深い。

Contents

減益発表

しかし、今日の市場が閉まった後に決算発表があり今期第一四半期経常利益と純利益で大幅減益と出ました。

あいホールディングス<3076>7月~9月期連結決算(日本基準)
(2015年7月1日~2015年9月30日)     11月12日発表
7月~9月期    2016年6月期予想
売上高        113億5300万円    520億0000万円
(19.5%増)      (25.8%増)
営業利益        18億4400万円     83億0000万円
(15.2%増)      (16.6%増)
経常利益        18億8700万円     86億0000万円
(25.4%減)       (2.1%増)
純利益         13億1300万円     57億0000万円
(27.1%減)       (2.4%増)
包括利益         9億1400万円
(48.2%減)

「・・・こりゃヤバイ」と考える人が明日けっこう売るでしょうねー

でも、よおく見て下さい。売上高と営業利益は昨年同期より伸びています。経常利益と純利益は大幅な減益

これは、どういうことかと言うと

「売上伸びた」=そのまんま昨年より売上が伸びているのです。

「営業利益伸びた」=本業の利益のことで(営業利益=売上ー販管費)売上から販管費を引いた残りのことです。簡単に言うと純粋な本業の利益のことです。つまり、営業利益が伸びたとは本業の利益が伸びたということです。

まず、ここを押さえてください。

そして、よく聞く「経常利益」ですが、(営業利益+営業外利益ー営業外損失)

という式になり、営業外の損益を足し引きした結果を表しています。

実は、このような利益を重視するのは日本だけなのです。日本以外で重視されない理由は誤魔化しが効くから・・

分かりやすく言うと、本業が不調でも財テクで経常利益をよく見せるとかが可能になってしまうのです。

「経常利益=少し信用度の下がる利益」と私は考えています。

「純利益」=経常利益から法人税を引いた最後に会社に残る利益ですね。会社はここから配当や投資、借金の返済を行います。

当然、経常利益が下がれば純利益も下がります。

 

では、今回の「あいHD」の決算の問題点に戻りましょう。

問題は「経常利益の減少」に有りました。では、そこで何があったのか?

昨年の同時期を見てみると答えは分かります。

実は、去年の同時期に「日本電計の持分法負ののれん」を計上しています。分かりやすく言うとあいHDが所有している日本電計の株価が高騰しその分を利益として計上したということです。

個人レベルで例にすると。「保有株の一部がストップ高になりその日の利益が爆上げした!って状態。」

当然、そんな状態は一過性のモノなので次の日は前日に比べて成績が悪化しますよね?

今期の「あいHD」はこれと同じ状態です。

去年、想定外の本業とは関係のない利益が上がり、今年はそれが無くなっただけです。四季報通期の成績も維持していますし会社としても想定どおりでしょう。

よって、「あいHD」の成長に変化は無いというのが私の結論になります。

ただ、一点気になる点は売上の伸びよりも営業利益の伸びが悪いことです。これは、今までよりも販管費率が上がっているということなので利益率が下がる要因です。

ここは、少し突っ込んで原因を調べ経過を観察する必要がありますね。それは、また後日。

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異端児あいHDのと出会い

今回、テンバガーとなった「あいHD」と私の出会いは2010年。

四季報で色々な企業を見ていっていた時、ざっくり財務がよくて利益率、ROEの高い企業を基準に探索。そして、確か当時の時価総額は200億前後と私好みの小型企業。

そして、そんな他の基準も含めて全て備えていたのが「あいHD」でした。

始め、業務内容を見た時「監視カメラ」「ラベルプリンタ」「カード発行」「設計事業」などなど・・よくわからない事業内容で今後の成長が見込めるのかどうか?という部分は読めませんでした。

それまで、かの有名なウォーレン・バフェットの言葉を大事にし「分かり易い企業に投資せよ」と自分に言いきかせていたので、「あいHD」の事業を見たときの感想は「うーん、分かりにくい・・」でした。

それでも、こんなに素晴らしい財務とROEなのは何故なんだろう?思い、自分なりに理解しようと調べました。

調べていくと、どうやら社長の佐々木秀吉氏の手腕が素晴らしいということに気づきます。

財務が綺麗で、しかし経営の厳しい企業を安く買収し「隠れていた強みを前面に出したり」「既存の事業とシナジーを生む展開に持っていったり」と、本当に無駄なM&Aはせず事業を拡大してきていました。

この会社の強みはズバリ「佐々木秀吉氏」です。

それまで「分かりやすく強いビジネスモデルを持つ地味で堅実な企業」に投資してきて結果を出してきていたので(基本的に今もこのスタンス)あいHDを買うことは勇気が要りました。

始めは完全に「社長買い!」

現在も一番の強みは「佐々木会長」ですが、全体の事業も安定し利益率の高い結果を出し続けているので、ビジネスモデル自体も強いと考えています。

ガッツリ溜め込んだキャッシュで次なるM&Aを目論でいるでしょうし、今後も世の中のトレンドに乗った新しい展開を考えているはず。佐々木会長の手腕が衰えない限りまだまだ大きく成長すると私は考えています。

以上、再びテンバガー達成!でした。

 

では、また!

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